Google Pixel 3a Purple-ishを購入したのでレビューします。他でも散々されてるので簡単に…。
コストカットしつつもPixelらしさはそのまま
Snapdragon 845を搭載したハイエンドモデルのPixel 3と異なり、Google Pixel 3aはSnapdragon 670を搭載した廉価モデルです。
とはいえ、よく他メーカーがやりがちな「ディスプレイの解像度を落としたり液晶にしたりする」「ストレージ容量を減らす」「質感を犠牲にする」「軽量化を重視しない」「急速充電非対応にする」といった、ユーザーの利便性に関わる部分での大幅なコストカットはされておらず、大多数の人にはこれで十分だといえるレベルに仕上がっています。
Google Pixel 3a | |
---|---|
OS | Android 9.0 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
プロセッサ | Snapdragon 670 |
ディスプレイ | 5.6インチ 2220 x 1080 Samsung OLED |
サイズ | 151.3 x 70.1 x 8.2 mm |
重さ | 147g |
SIM | Nano SIM |
メインカメラ | 12.2MP |
フロントカメラ | 8MP |
バッテリー | 3000mAh |
USB端子 | USB Type-C (USB PD対応) |
ネットワーク | UMTS / HSPA+ / HSDPA: バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 LTE: バンド 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 21 / 26 / 28 / 38 / 41 |
5月8日に注文し、5月14日に発送されました。香港倉庫を5/17に出発し、到着は5/19でした。
貨物状況
|
日付
|
営業所名
|
営業所コード
|
荷受
|
2019/05/16
|
香港ヤマト運輸(東日2)
|
086530
|
出荷
|
2019/05/17
|
香港ヤマト運輸(東日2)
|
086530
|
到着
|
2019/05/18
|
羽田クロノゲート支店
|
541720
|
輸入通関
|
2019/05/18
|
羽田クロノゲート支店
|
541720
|
国内発送
|
2019/05/18
|
国際宅急便サービスセンター
|
029970
|
配達完了
|
2019/05/19
|
センター
|

Purple-ishはライトに照らされていると紫っぽく見えるのですが、普段は白っぽくみえます。メントスみたいな色合いです。
付属品はなんとUSB Type-C to Type-Cケーブル、USB Type-A to Type-C変換アダプター (データ移行用)、USB PD 18W急速充電器です。
10万円以上するのにUSB Type-A 5W充電器しか付けない、USB Type-A to Type-Cケーブルしか付けないメーカーもあるというのに、約5万円のPixel 3aに付属してくるとは驚きです。
付属充電器は5V/3A、9V/2Aに対応しています。
イヤホンは付いてきませんが、イヤホンジャックはあります。
イヤホンジャックを搭載しつつもBluetoothコーデックはaptX、aptX HDに対応しているので、有線でも無線でも音楽を高音質で楽しめます。
コストカットの一環でPixel 3aは防水ではなく防滴ですが、防水端末であっても駄目なときは駄目なので、気にするほどではないと思います。
ディスプレイは品質管理が雑なLG pOLEDではなく、Samsung OLED搭載です。色合いや視野角も他社ハイエンドモデルと遜色ありません。
ディスプレイのガラスにはGorilla Glass 5ではなくDragontrailが使われている、ということで耐久性を少しでも上げるべく、今回は久しぶりに保護ガラスを貼りました。中華メーカーのSHINEZONE 保護ガラスを買いましたが、ディスプレイの端まで覆えて指滑りも良い上、2枚付いてくるので良い感じです。
今回は必要ありませんでしたが、2.5Dカーブガラスの端末に保護ガラスを貼り付けたときに端が浮いてしまう問題を解決できるという「神器」White Fillingも付いてきました。
背面がガラス製なPixel 3と異なりPixel 3aの背面はポリカーボネート製なのですが、手触りはほとんど変わりません。Pixelらしいツートンデザインで質感も変わらないのですし、無理にコストカットした感じが出ていません。
FeliCaポートは指紋認証センサーのあたりにあり、実際にGoogle Pay + QUICPayを使ってみたところ「グイッグベェェ」といううめき声と共に決済できました。電源オフの状態でも決済できる…のですが、電源を切る前にNFCをオンにしておかないといけないようです。
指紋センサーをスワイプして通知領域を表示するオプションも用意されています。
カメラは若干出っ張っています。
Pixel 3aではPixel Visual Coreが搭載されていないのですが、夜景モードでも5秒程度で処理が終わるので、Pixel Visual Core搭載のPixel 3と処理速度の面ではほぼ差は無いようです。1~2秒程度の差が気になる人には悩みどころかも知れませんが、そんな人はPixel 3aを買わないはずなので問題ないでしょう。
背面にはUSB Type-Cポートとスピーカーがあります。USB PD 18Wでの急速充電には対応している一方Qi ワイヤレス充電には対応していませんが、ワイヤレス充電は基本的に低速で効率の悪い贅沢品ですし、廉価モデルで無くしたのは合理的です。
Pixel 3はフロントステレオスピーカーでしたが、Pixel 3aでは上部のスピーカーのみ正面向きになりました。低音があまり出ない感じがしますが、動画再生には十分なレベルです。
ソフトウェア面でもPixelらしく無駄なアプリがないAOSP + Pixel独自機能となっていて、握ってGoogleアシスタントを起動できるActive Edge、ふせるだけでサイレントモードにできる機能など、便利な機能が備わっています。
廉価モデルなのにSamsung OLEDを搭載しているので、アンビエント表示 (Always On Display、AOD) も使用できます。アンビエント表示しているときにダブルタップして起動させるには、一旦「常にON」をオフにして「端末の画面をダブルタップして通知をチェック」をオンにしてから、「常にON」をオンにしないといけません。
Pixelらしさはそのままに手に入れやすいお手頃価格になっているので、10万円もするPixelシリーズには手が出せなかったという方、SIMフリーかつおサイフケータイ・FeliCa対応でアップデートが素早く降ってくるスマホが欲しいという方におすすめです。