GearBest様にXiaomi Mi 9Tをいただきました。3万円台前半でありながらも、 ノッチのないAMOLEDディスプレイに48MPトリプルカメラを搭載しています。
SoCはミドルながらも他はハイエンド並
Xiaomi Mi 9TはRedmi K20のグローバル版で、Snapdragon 730を搭載しています。
SoCこそミドルレンジですが、6.39インチFHD+のHDR対応AMOLEDディスプレイに、48MPトリプルカメラ、4,000mAh大容量バッテリーに3.5mmイヤホンジャックと他の構成はハイエンドのMi 9にも負けていません。
また、GAME Turbo 2.0として、ゲームプレイ時のパフォーマンス最適化やタッチレスポンス・コントラストを向上できるオプションも用意されています。
20MPポップアップカメラを搭載することで邪魔なノッチをなくしており、WidevineもL1対応なのでより動画コンテンツなどを楽しみやすくなっています。
Xiaomi Mi 9T | |
---|---|
OS | Android 9.0 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 64GB/128GB |
プロセッサ | Snapdragon 730 |
ディスプレイ | 6.39インチ FHD+ (2340 x 1080, 403PPI, AMOLED) |
サイズ | 156.7×74.3×8.8 mm |
重さ | 191g |
SIM | Nano SIM Dual SIM |
メインカメラ | 48MP (SONY) + 8MP (望遠) + 13MP (超広角) |
フロントカメラ | 20MP |
バッテリー | 4000mAh |
USB端子 | USB Type-C (USB PD対応) |
ネットワーク | LTE FDD: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B20/B28 LTE TDD: B38/B40 WCDMA: B1/B2/B4/B5/B8 GSM: B2/B3/B5/B8 |
Mi 9TにはUSB Type-A to Type-Cケーブル、充電器に加え、ソフトタイプの保護ケースも付いてきます。
ディスプレイはMi 9と同じSamsung ea8076 AMOLEDディスプレイです。発色や視野角なども特に問題なく、さすがSamsungと言うほかありません。
動画を見るときなどに邪魔なノッチもなく、ベゼルも最小限で無駄な曲面エッジもないという、素晴らしいディスプレイです。
ノッチの排除はポップアップカメラを搭載することで実現しており、インカメラを使う時 (顔認証含む) にシャーという音と共にカメラが素早く飛び出てきます。
フロントカメラは2秒ほどでポップアップします。OnePlus 7 Proは1.5秒程度なので少し遅いですが、普段使いでは問題ないでしょう。
落下を検知するとジジジ…という通常時と違う音とともに自動で引っ込むのですが、特に注意が出るわけでもなく、不親切です。
出荷時はフロントカメラ横のLEDが光り、効果音まで流れるようになっています。
設定→追加設定→フロントカメラの効果でどちらもオフにできます。
背面のデザインが特徴的で、端の部分だけ光の反射で虹色っぽいエフェクトが付くデザインになっています。
指紋認証センサーは画面内に搭載しているので、背面にあるのはトリプルカメラとフラッシュ用LEDのみです。
標準のカメラではAIシーン判別や48MPでの撮影、スタジオライトなど様々な撮影方法が使えます。
Googleカメラの移植も進んでおり、K20PRO-F1v9.3a_6.2.030.apkなどが使えます。
画面内指紋認証は高速です。
緑色だったMi 9やOnePlus 7 Proと違い、水色に発光するようになっています。
「画面オフ時に指紋アイコンを表示」をオンにしておけば、画面を点灯させなくてもすぐ指紋認証でロック解除できます。
上部にはポップアップカメラの他3.5mmイヤホンジャックとマイクがあります。
Mi 9ではなくなっていましたが、やはりあると有線イヤホンを変換アダプターなしに使えますし、便利です。
QCC3026チップ搭載のAVOIT TE-D01dなどTWSイヤホンで、左右のイヤホンにそれぞれ別のデータを送信することで途切れを解消してバッテリー持ちを改善できる「Qualcomm TrueWireless Stereo Plus」に対応しており、 コーデックもAAC/LDAC/aptX/aptX-HD/aptX-adaptiveと幅広く対応しています。
正面右側には電源ボタンと音量ボタンがあります。
電源ボタンだけ赤色のアクセントになっています。
下部にはUSB Type-Cポートとモノラルスピーカー、SIMスロットがあります。
4,000mAhのバッテリーは最大18Wで急速充電可能で、USB PDに対応しています。
OnePlus 7 Proを意識したデザインになっていますが、残念ながらDisplayPort Alt Modeには対応していません。
SIMスロットが下部にあるため、正面左側にはアンテナライン以外何もなく、すっきりしています。
ゲームもメディア再生もバッチリ
Mi 9TはWidevine L1対応で、HD画質での動画ストリーミング再生も可能です。
Bootloader UnlockしてもL1のままになります。
ハイエンド機種と同じくGAME Turbo 2.0を搭載しており、指定したアプリを起動しているときにメモリを優先的に割り当てるようにしたり、タッチレスポンスや連続タップの感度調整、横持ちしたときの誤タッチ防止やコントラスト向上など、ゲームプレイをより快適にできる設定ができます。
AnTuTuベンチマークの結果は211455でした。GAME Turbo 2.0有効時は212267になりました。
Snapdragon 835が177000程度、Snapdragon 845が286000程度なので、ちょうど中間ぐらいの性能と言うことになります。ミドルレンジがハイエンドに追いつくスピードは早いですね…。
Bootloader Unlockにかかる時間は168時間と、少し短めになっています。
ちなみにアンチロールバックはanti: 1だったので、元がRedmiシリーズといえどもMi 9Tは対象外のようです。
ノッチのないフルスクリーンスマホが欲しい、できるだけ安く有機ELディスプレイの大画面スマホが欲しいという方にMi 9Tはおすすめです。
ちなみに、Redmi K20 / Mi 9TのSoCをSnapdragon 855にスペックアップしたRedmi K20 Proも販売されています。
【09/03追記】
GearBestでは6GB + 128GB 黒がクーポンMI9T128BLACKにて$299.99 (約3.2万円)で購入できます。