中華通販サイトGearbestにて、エラーで接続できない状態が5日以上続いています。
退職者続出、親会社も破産申請
Gearbestはかつては中華スマホを買うならここ、とされていたこともありましたが、近年では価格競争に負けてしまい存在感が薄まっていました。
そんな中、gearbest.comは2021年9月に入ってから
Invalid URL
The requested URL "[no URL]", is invalid.
というエラーが出て接続できない状態になっており、9月3日に一旦復旧したことを確認したものの11日にはまたエラー状態になっていました。(17日現在も継続中)
アプリ版は別ドメインで動いているためか動作しているように見えましたが、17日現在はタイムアウトして使えなくなっています。
これほど長期のダウンが続いていると公式アカウントなどで発表がありそうなものですが、15日現在ではTwitterやFacebookでの発表は何もありません。
【09/22追記】GearBestが所有するすべてのサブドメインがInvalid URLでアクセスできなくなりました。完全に停止したようです。
【09/29追記】29日現在、正常にアクセスできる状態になっています。アナウンスは特にないため、再度問い合わせ中です。
【10/03追記】問い合わせは24時間以内に返答する、と自動応答メールがありましたが、問い合わせから24時間経っても返答がありません。ページとしては機能していてもサポートセンターなど人が関わる部分は正常に機能していない、ということなので、現状のGearBestで購入するのは危険だと思います。
![Invalid URL The requested URL "[no URL]", is invalid.](https://androplus.org/wp/wp-content/uploads/2021/09/cap_2021-09-13_125102.jpg)
弊サイトでは以前からGearbestの日本担当者と連絡を取り合っていたためこの件について連絡したところ、「私はもうGearbestで働いていません。グローバルの問い合わせ窓口に連絡してください」という旨の自動返信がありました。
担当者の個人名義のアドレスはもちろん日本用のチーム共用アドレスでも同様の返事だったため、少なくともGearbestの日本担当者は全員退職しているということになります。
Gearbest JapanのTwitterアカウントや毎日更新されるクーポン情報は8月5日で更新が止まっており、おそらくは6日頃に一斉退職されたのだと思います。
過去の担当変更や退職では丁寧に連絡を送ってきていたのが今回は一切連絡がなかったため、円満退職ではない可能性が高そうです。
さらに案内があったグローバルの問い合わせ先にも連絡しましたが、14日以上経った今も返事はありません。
問い合わせ窓口すべてが無反応というのは通販サイトとしては致命的ですし、もはや運営スタッフがいない、もしくは応答できないほどの少人数である状況だと判断するほかありません。
Google検索などでの広告出稿も終了しているようです。
GearBest親会社、破産申請。2020年度はユーザー数減も影響は限定的で「通常通り営業中」 – AndroPlus
AndroPlusGearbestの親会社にあたる深圳市环球易购电子商务有限公司 (环球易购、Shenzhen Global Egrow E-Commerce Co., Ltd.) は債権者により6月に破産申請されており、3000人いた従業員が今や800人だけ、役員までも退職してさらに賃金未払い状態が続いているという情報もあり、まともな運営ができる状態ではなくなっています。
サイト接続ができないだけでなくサービス面でも問題が発生しており、7月頃からはGearbestで注文したものが届かない、サポートに連絡しても返事がないという報告がちらほらと出てきています。
今現在Gearbestで注文しているにもかかわらず発送の連絡がない場合は、カード会社やPayPalへ返金処理を依頼することも検討したほうが良いと思います。
すでにPayPalで返金申請している人が何人かいることを確認しましたが、PayPal側も把握しているのかスムーズに進むことが多いようです。
今や中華スマートフォン・ガジェットは京東やタオバオの方が安く、早く買えるという時代になっており、入手難易度の高さにあぐらをかいて転売価格で販売してきた中華通販サイトには緩やかに滅んでいく未来しかないのかもしれません。
京東 JD .comで中華スマホを購入する方法。新製品はメーカー直販が最安、日本配送も可能 – AndroPlus
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