Kospet Optimus 2レビュー。カメラが90°回転する変態機構、Android 10搭載スマートウォッチ

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評価: 3

変態スマートウォッチ、Kospet Optimus 2をいただきました。

アウトカメラがインカメラにもなる

Kospet Optimus 2はWearOSではなく素のAndroid 10を搭載したスマートウォッチです。

ウォッチ向けの最適化がされていない代わりにスマホと同じアプリをそのまま使えます。

サイドカメラはなんと90°回転させることでインカメラへとトランスフォームするようになっており、顔認証を使えるようにしつつイン・アウトどちらでもそれなりの画質で撮影できます。

Kospet Optimus 2

付属品は1000mAhのバッテリーを兼ねたマグネット充電器、micro USBケーブル、マグネット充電ケーブル、スペアの保護フィルム、SIMトレイ取り出し用マイナスドライバー、説明書です。

保護フィルムは1枚は最初から本体の画面に貼り付けてあります。

付属品

マグネットよりも端子のほうが出っ張っているタイプなので、金属などにくっつけようとするとショートしてしまう可能性があり注意が必要です。

端子

1.6インチIPSの円形ディスプレイ

Kospet Optimus 2は1.6インチ IPS の400×400解像度ディスプレイを搭載しています。

明るさは自動調整できず、手動調整のみです。

明るさ100%であれば屋外でも見にくくなりにくいですが、影を作ってあげた方が良いでしょう。

ディスプレイ

バンドは留め具が2つあります。

バンド

4G LTE対応

左側面にはSIMトレイがありますが、SIMピンではなくマイナスドライバーで引き抜かないといけません。

Kospet Optimus 2は生活防水対応なので、穴をできるだけ減らしたかったのでしょう。

  • TDD LTE: B38(2600MHz),B39(1900),B40(2300),B41(2500)
  • FDD LTE: B1(2100),B2(1900),B3(1800),B5(850),B7(2600),B8(900),B12(700),B17(700),B20(800)
  • TD-SCDMA: B34(2100),B39(1900)
  • WCDMA: B1(2100),B5(850),B2(1900)
  • GSM: B2(1900),B3(1800),B5(850),B8(900)

という対応バンドで、Y! mobileSoftBankといったSoftBank系の回線向きです。

VoLTEは有効にならないため、4G・5G専用SIMだと通話やデータ通信ができないことがあります。

Engineering Modeもありません。

SIM

90°回転するフロント・サイド共用カメラ

Kospet Optimus 2のカメラはつまみ上げることでインカメラへと変化するタイプです。

フラッシュまでついているため、暗い場所でも撮影しやすいです。

内蔵バッテリーが1260mAhと大容量なためゴツいですが、Androidモードで1~2日、ブレスレットモードで3~5日持ちます。

カメラ

ただ、フロントカメラとしても使えるという部分を重視しすぎたせいで、サイドカメラとして使う時は逆さまに映ってしまいます。

回転してくれればいいのに…。

【追記】右の方にある回転ボタンを押すと向きが変わります。

逆さ

逆さまの状態で撮影すると、保存される写真もこのように逆さまです。

Sony IMX214を採用しているため意外と画質がよく、白飛びこそしていますが葉っぱなどはちゃんと潰れずに撮影できています。

写真

日本語対応

Kospet Optimus 2は日本語にもしっかり対応しています。

Android OS部分はもちろん省電力なブレスレットモードでも日本語表示されます。

日本語対応

Playストアやマップなどもプリインストールされています。

何故かXiaomi Redmi 8に偽装されています。Playプロテクト認証は通っていません。

Android 10.7という謎バージョンですが、おそらく独自にウォッチ向けにカスタマイズしただけです。

Playストア

GPS + GLONASS + Beidouでの位置情報計測も可能となっており、単体でもマップ閲覧がしやすいです。

円形ディスプレイなのでそのままだと端の部分が見切れてしまいますが、電源ボタンを長押ししてスクエアディスプレイにすれば端まで見やすくなります。

マップ

MediaTek Helio P22搭載で性能は最低限、といったところで、GeekBenchではシングルコア143・マルチコア678でした。

カルク操作する程度なら問題ありませんが、ゲームなどの快適なプレイは不可能です。

メモリは4GB、ストレージは64GBです。

GeekBench

SpO2計測などスマートウォッチ機能も十分

Kospet Optimus 2はAndroidを搭載しているだけではなく、ちゃんとスマートウォッチとして心拍数、SpO2や睡眠モニタリングも可能となっています。

SpO2

GaoFitアプリを使ってペアリングすることで、詳細な記録を見られます。

アプリも機械翻訳感はありますが日本語対応です。

GaoFit

心拍数モニタリングはアプリのバグで日の詳細は見られず、週ごとでしか見られませんでした。

記録自体はちゃんとしてくれているようです。

心拍数モニタリング

SpO2・血中酸素飽和度はちゃんとモニタリング結果を表示してくれます。

1時間ごとに自動で記録してくれます。

SpO2

スマホ側の通知をKospet Optimus 2に表示することもできますが、設定できるのは電話やメッセージなど限られたアプリのみで、「その他」を選ぶと本当にその他すべての通知 (システム的なものも含め) が通知されるので役に立ちません。

通知

Kospet Optimus 2はスマホは持ち歩かず、スマートウォッチ単体でデータ通信したりマップを見たりしたい、という方におすすめです。

Kospet公式サイトでは$179.99 (約2万円) で販売されており、特別クーポン333OPTIMUS2を使うことで$176.99で購入できます。

グローバルローンチのキャンペーンで先着50名はストラップ (黒または茶色) が1本無料でプレゼントされます。

7月28日までの注文ではストラップまたは充電台を半額で購入できます。(ストラップの元価格は$9.99、充電スタンドの元価格は$19.99)

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