motorola edge s、GIZTOPで$299~に。GPU OC済みS870搭載、21:9画面にPCモードも

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moto g100の中国版、motorola edge sがGIZTOPにてセール中です。

性能と発熱のバランスが良い高コスパスマホ

motorola edge sはLenovoから発売されているスマートフォンで、グローバルではmoto g100として発売されています。

最大の特徴は「3万円台なのにSnapdragon 865 Plusを超える性能を持つ」というところで、実際にベンチマークしてみるとSnapdragon 888搭載のMi 11よりも発熱が抑えられており、一部のテストでは888さえも超える結果となりました。

アスペクト比21:9の縦長ディスプレイに側面指紋認証センサー、3.5mmイヤホンジャックを搭載するなど、まるでXperiaのようなスタイルなので、とにかく性能が高いスマホを安く手に入れたい、21:9ディスプレイを使いたいけれどXperiaは高すぎる、という方には面白い選択肢だと思います。

  • 3万円台と激安
  • パワフルなSnapdragon 870
  • 独自のGPU OCでS888を超えることも
  • 90Hz 21:9ディスプレイ
  • UFS 3.1ストレージ & LPDDR5メモリ
  • DP Alt Modeで映像出力 & PC風の使い方ができる
  • 3.5mmイヤホンジャック & microSDカード対応
  • IP52 防塵・防滴
  • 急速充電が20Wまで
  • 215gと少し重ため
  • 背面に指紋が付きやすい
motorola edge s
OS Android 11
RAM 6GB/8GB LPDDR5
ストレージ 128GB/256GB UFS 3.1
microSDカード対応
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 870
※GPUは905MHzにOC
ディスプレイ 6.7インチ FHD+ 90Hz
サイズ 168.38 x 73.97 x 9.69mm
重さ 215g
SIM nano SIM + nano SIM
メインカメラ 64MP + 16MP (超広角) + 2MP (深度)
フロントカメラ 16MP + 8MP (超広角)
バッテリー 5000mAh
USB端子 USB Type-C (USB3.1・映像出力対応)

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21:9の縦長ディスプレイ

縦長なアスペクト比21:9のディスプレイといえばXperiaを思い浮かべる方が多いと思いますが、地味にmotorolaブランドのスマホにも21:9ディスプレイを採用しているものがいくつかあります。

motorola edge sのディスプレイは左上に2つのパンチホールがある6.7インチ LCDディスプレイとなっており、コントラスト比1500:1、明るさ560nit (高輝度モード時) です。

リフレッシュレートは90Hzに対応しており、タッチサンプリングレートは180Hzです。

下部ベゼルが上部に比べて少し大きめなのでバランスが悪いですが、3万円台なら仕方が無いでしょう。

21:9ディスプレイ

最初から保護フィルムが貼られていますが、滑りが悪いのでミヤビックスさんにフィルムを作成していただきました。

アンチグレアのOverLay Plusはさらさらで指滑りが良く、顔の輪郭すらも映り込ませない強力な反射防止で快適に使えます。

大画面ながらも横幅が細目なので持ちやすく、21:9のシネスコサイズ動画を拡大縮小することなく見られます。

AMOLEDではないので黒色の表現などでは負けてしまいますが、LCDディスプレイとしては発色や視野角も特に問題なく、焼き付きの心配がないという点ではLCDの方が良いという方もいるかと思います。

Widevine L1です。

ディスプレイ

側面指紋認証センサー搭載

motorola edge sの右側面には指紋認証センサーを兼ねた電源ボタンと音量ボタンがあります。

認証精度・スピードが良く、左手で握ったときの自然な動きで認証できます。

画面オフ時にセンサーを触ったときに認証するか、電源ボタンを押してから認証するか選べるようになっています。

顔認証やSmart Lockと併用することもできます。

側面指紋認証センサー

microSDカード対応 & VoLTEも

motorola edge sはnano SIM + nano SIMか、nano SIM + microSDカードの構成で使えます。

1TBまでのmicroSDXCカードに対応しているため、128GB・256GBでは足りないという方も安心です。

スロットの上側にあるボタンは「My Key」というアプリ起動用ボタンで、設定で好きなアプリに設定できます。

SIMトレイ

  • 5G:n1/n3/n5/n7/n8/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78
  • 4G:LTE FDD B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/20/26/28/32/66
  • 4G:LTE TDD B34/38/39/40/41/42/43
  • 3G:WCDMA B1/2/4/5/8
  • 2G:GSM B2/3/5/8

という対応バンドで、Y! mobileSoftBankといったSoftBank系の回線に適しています。

楽天モバイルでのVoLTE通話もSIMを入れるだけでできました。LTE B18が使われている箇所でもLTE B26を掴んで使えたので、auパートナーエリアでも問題無さそうです。

VoLTE

3.5mmイヤホンジャックあり

最近のスマートフォンでは廃止されていることが多い3.5mmイヤホンジャックも搭載されています。

USB Type-C変換アダプタを使うこともできますが、直接挿せると見た目が良く、手間もないので便利です。

3.5mmイヤホンジャック

有線での映像出力 & PC風の使い方ができる

ライバルとなるXiaomi Redmi K40ではUSB 2.0なので有線での映像出力ができませんが、motorola edge sはUSB 3.1 Gen1・DisplayPort Alt Mode対応です。

しかも単なる映像出力だけでなく、PC風のマルチウインドウ表示も可能となっています。

 

モバイルデスクトップ、TV、ゲーム、ビデオキャストの4モードがあり、モバイルデスクトップだとアプリを自由なサイズで複数表示させられます。

ハブがあればマウスやキーボードも接続できますが、motorola edge sの画面をトラックパッドにしてしまう機能も用意されているので、マウスがなくても使いやすいです。

単なるミラーリングだと黒帯が出てしまいますが、モバイルデスクトップなどのモードだと全画面で使えます。

マルチウインドウ

Snapdragon 888に並ぶ高いパフォーマンス

motorola edge sが採用しているSnapdragon 870はSnapdragon 865のオーバークロック版のような扱いで、Snapdragon 888より少し低い程度の性能を持っています。

3DMarkを20回連続実行すると、スコアは5000→4916、温度は19℃→32℃ (13℃上昇)という結果になりました。

普段使いだと3Dゲームをするとき以外はそこまでフル性能を使わないので大丈夫ですが、重たい3Dゲームをプレイするとカクつきがない代わりにバッテリーはすぐ減ってしまうことになります。

Mi 11だと20回の時点で最高43℃まで到達していましたが、motorola edge sだと20回時点で32℃、40回しても38℃程度に収まりました。

3DMark

motorola edge sではGPUのクロック速度が最大905 MHzとオーバークロックされている (Adreno 650は通常670 MHz) ため、Redmi K40などではもう少し低いスコアになります。

通常版のSnapdragon 870だと865に並ぶ性能に収まりますが、motorola edge sはGPU OCのおかげで888に見劣りしないほどの性能を発揮できる、というのをもっとアピールしても良いと思います。

GPU

高い性能を持っているのはSoCだけでなく、ストレージはUFS 3.1、メモリもLPDDR5と高速な規格が採用されています。

Mi 11と並ぶレベルのスピードで、他社の6万円以上するスマホに勝るとも劣らない速度を3万円台で手に入れられるのは凄すぎます。

ストレージ

ちなみにWi-Fi 6に対応しておりリンク速度は1200 Mbpsになるため、通信速度の面でも高速です。

Wi-FI 6

AOSPっぽいシンプルで便利なOS

motorola edge sはMIUIなどとは違ってAOSPベースのUIとなっており、違和感なく使えます。

残念ながら言語は英語と中国語しか選べませんが、MoreLocale 2やadb shell settings put system system_locales ja-JPコマンドで日本語設定にでき、ちゃんと日本語フォントで表示してくれるようになります。

Google Playサービスも設定画面からオンにでき、座用中心というアプリストアで「Google Play」と検索すればすぐPlayストアをインストールできます。Playプロテクト認定済みです。

なお、日本版moto g100のファームウェアを焼いてしまうこともできるので、腕に自信がある方なら激安な中国版を日本版のように使えます。

Google Play

中国ではPlayストアが使えない都合上プリインストールアプリがいくつかありますが、ほぼ全てadbコマンドを使わず通常の手順でアンインストールできるので、最終的には以下のように最低限のアプリだけにできます。

ホームアプリの制限は特になく、ジェスチャー操作とNova Launcherなどのサードパーティー製アプリの併用もできます。

プリインストールアプリ

ジェスチャー操作が豊富で、受話時に持ち上げたら着信音を止めたり、手首をひねってカメラを起動したりできます。

ジェスチャー

まとめ

  • 3万円台と激安
  • パワフルなSnapdragon 870
  • 90Hz 21:9ディスプレイ
  • UFS 3.1ストレージ & LPDDR5メモリ
  • DP Alt Modeで映像出力 & PC風の使い方ができる
  • 3.5mmイヤホンジャック & microSDカード対応
  • IP52 防塵・防滴
  • 急速充電が20Wまで
  • 215gと少し重ため
  • 背面に指紋が付きやすい

motorola edge sはパワフルなSnapdragon 870を搭載していながらもMi 11よりは発熱が抑えられています。

Xperia以外では珍しい21:9ディスプレイを搭載していることや、格安なスマホでは珍しくDisplayPort Alt Modeでの映像出力やPC風のマルチウインドウ機能に対応していることなどユニークな部分が多いので、高いカメラ性能は別に求めていないけれど性能は欲しい、コスパの良いXperia的なスマホが欲しいという方にmotorola edge sはおすすめです。

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グローバル版であるmoto g100は約5万円と技適を考慮してもかなり割高な価格設定ですが、サポートが欲しい方はmoto g100を選ぶしかないでしょう。

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中国版デバイスは日本語に対応していないものが多いため、ADBコマンドでの日本語化が必要です。
root化済み・非rootそれぞれのやり方はこちらの記事を参考にしてください。