9月に対策されたSafetyNet、早速回避策登場。廃止予定のMagiskHideもモジュール化

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Magisk

Universal SafetyNet Fixが更新され、2021年9月にパッチされたSafetyNetも回避できるようになりました。

MagiskHideの機能も統合

2021年9月2日頃、SafetyNetでのBootloader Unlock・root化状態の判定が強化されたバージョンの配信が開始されました。

端末によって配信される時期は異なるようですが、すでに更新されてしまった端末ではMagiskHideなどを使っても通らないようになってしまいました。

ところが9月6日にリリースされたUniversal SafetyNet Fix 2.1.0では既にその対策が取り込まれており、インストールするだけで回避できるようになりました。

Universal SafetyNet Fix

今のところEarly accessということでPatreonで支援した人だけが利用できるようになっていますが、しばらくすれば公開されると思います。

Google Payを使っている人など、SafetyNet対策が必須な方は寄付ついでに支援すると良いと思います。

【09/14追記】GitHubにて一般公開されました。下記の2.0.0と同じくRiruを先にインストールしてください。

 

また、2.1.0ではMagiskHideの機能もUniversal SafetyNet Fixの機能の一つとして取り込まれています。

なぜMagisk本体に入っているのに入れるのか、と思われる方もいるかもしれませんが、Magisk開発者のJohn Wu氏が『将来的にMagiskHideを廃止する』ことを明かしている事への対応です。

今のバージョンではまだMagiskHideがMagisk本体に入っているためUniversal SafetyNet Fix側の機能は不要ですが、今後リリースされる新バージョンのMagiskではMagiskHideが廃止されるため、Bootloader Unlockやroot化状態を隠したい人はUniversal SafetyNet Fixをインストールしないといけないことになります。

John Wu氏としてはいたちごっこを止めたいということで廃止されることになったMagiskHideですが、Universal SafetyNet Fixの一機能として今後も利用できるようになったのでひとまずは安心して使い続けられそうです。

なお、廃止前のMagiskHideと完全に同じというわけではなく、プロパティの偽装部分がUniversal SafetyNet Fixに取り込まれているというイメージなので、アプリ単位で隠す機能を使う場合はMagiskアプリ側でDenyListに入れる必要があります。

 

Universal SafetyNet Fix 2.0.0も一般公開されており

  • One UIやMIUIなどへの対応
  • Android 12 Beta 4に対応
  • Play開発者サービスの機能修正
  • Android 12のPixel 4での顔認証を修正

などが入っています。

2.0.0からRiruというZygateプロセスを弄るための別モジュールが必要になるので、先にRiruをインストールしてください。

Magiskの次バージョンに同じような「Zygisk」という仕組みが搭載されるため、Zygisk実装後はRiruは必要なくなるように変更されるそうです。

GitHub

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