Shokz OpenRun Proレビュー。最大10時間使えるバッテリーで軽量29g、低音が強化された骨伝導イヤホン

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Shokz OpenRun Pro

評価: 5

Shokz OpenRun Proをいただきました。

急速充電対応、ボタン大型化など使いやすさもアップ

骨伝導イヤホンで有名なShokz (2021年12月にAfterShokzからブランド名変更) より、旧モデルよりも性能や使い勝手が強化されたモデルが登場しました。

Shokz OpenRun ProAfterShokz Aeropexの後継となるモデルで、Shokz TurboPitchと呼ばれる第9世代テクノロジーが採用され低音が強化されています。

また、スマートフォンアプリでの調整に対応したり5分の急速充電で最大1.5時間使用できるようになったり、使い勝手の面でも様々な改善がされています。

Shokz OpenRun Pro

付属品はキャリングケース、充電用マグネットケーブル、説明書などです。

付属品

マグネットケーブルのおかげで、くっつけるだけですぐ充電できます。

マグネットケーブル

急速充電に対応

充電時間は約1時間で、5分の急速充電で最大1.5時間使えます。

私はテレワーク中なので一日中使っていますが、終業までバッテリーが持つので途中で充電するような手間がなく快適です。

骨伝導イヤホンは耳を塞がない、というのもポイントで、通常のイヤホンだと長時間付けている際に耳が痛く鳴りがちなところShokz OpenRun Proであれば痛くなりにくく、しかも周りの音が聞こえやすいので家族の声やインターホンなどに気がつきやすいというメリットもあります。

Shokz OpenRun Pro

一日中付けていられる軽さ

実測で28.2gという軽さで、負担になりません。

IP55防水防塵となっています。

28.2g

Aeropexと比較して20%の小型化を実現しつつも、ボタンの大きさはAeropexより約30%大きなサイズになっています。

Shokz OpenRun Proのボタンは右側にあります。

これまでAfterShokz OpenCommをメインとして使っていたので並べてみました。

オレンジ色のボタンのほうがOpenCommで、Shokz OpenRun Proのほうがボタンが大きくなっていることが分かります。

ボタン

音が出る部分にもボタンがあり、音楽の再生・一時停止などができます。

デュアルノイズキャンセリング・マイクが付いています。

マイク

スマホアプリで設定が手軽に

Shokz OpenRun ProはShokzとしては初のスマートフォンアプリに対応。

マルチポイントペアリング、イコライザーモードの変更などに加えファームウェアアップデートもできるため、将来的な改善も受けられることになります。

モード変更などは本体のボタン操作でもできるものの、アプリで変えた方が簡単です。

アプリはこちらからダウンロードできます。(今のところ発売前なので一般公開はされていないようです)

アプリ

最大2台までのデバイスにペアリングできるマルチポイントペアリングを使えば、例えばスマートフォンとPCを接続しておいてスマホでは音楽を聞いておき、PCで話したい時に切り替える、といった使い方ができます。

いちいちペアリングを解除してもう一方にペアリングして…という手間がないため、複数の機器で使いたい人には役立ちます。

マルチポイント

地味に嬉しい機能として、音声ガイダンスの言語切り替えもあります。

初期設定では英語ですが、日本語にも設定できます。

好みに合わせて変更できるのは良いですね。

ファームウェアの更新については、レビュー時点ではプリインストールされているv4.07から更新はなく動作は確認できませんでした。

音声ガイダンス

アプリの言語設定自体も変更できます。

設定

低音が聞こえやすい

Shokz OpenRun ProはSBCコーデックのみ対応です。

0.5秒~1秒ほどの遅延があるため動画を見るのには向いていないものの、音楽やラジオ再生、ビデオ通話などでは問題ありません。

 

Shokz OpenRun ProはShokz TurboPitch テクノロジーを採用することにより、従来モデルよりもより低音が鮮明に出るようになったとされています。

骨伝導イヤホンだと低音がスカスカとした聞こえ方になりやすいですが、実際にBillie Eilishのbad guyを聞いてみたところ旧モデルよりもベースの音が聞こえやすく感じました。

一般的なカナル型イヤホンに比べるとさすがに少し弱いものの、骨伝導イヤホンとしてはトップクラスだと思います。

耳栓をすれば、さらに低音が聞こえやすくなります。(耳を塞がないという骨伝導イヤホンのメリットの一つを潰してしまいますが)

高音についてはまだまだ技術革新が必要、といったところで、BUMP OF CHICKENのアカシアのような曲では高音のハイハットがあまり聞こえませんでした。

まとめ

Shokz OpenRun Proは約29gと軽量ながらも約10時間持つバッテリーを搭載しており、使い勝手も旧モデルから改善されています。

一日中付けていても耳が痛くなりにくく、周りの音も聞き取り安いため、テレワークをしている方やランニング・ウォーキングをしながらラジオを聞きたい方におすすめです。

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