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Unihertz Lunaをいただきました。
通知の見逃しナッシングな光るスマホ
Unihertz Lunaはどこかで見たことがあるような背面が光るスマホです。
通知や着信、撮影時などにビカビカと光るため、控えめなAODなどと違って見逃すことはなくなるでしょう。
ただし重さはタフネススマホ級の約300g。持っているだけで腕が鍛えられそうです。
このレビューはビルド番号Luna_20221215で行っています。
- ド派手な光る背面
- 赤外線ナイトビジョンカメラ
- 好きな機能に設定できるキー付き
- イヤホンジャック搭載
- 日本キャリアのVoLTEに対応
- あまりにも重たすぎる
- 側面に指紋が付きやすい
- 60Hz、タッチ遅延が大きいディスプレイ
Unihertz Luna | |
---|---|
OS | Android 12 |
RAM | 8GB LPDDR4X |
ストレージ | 256GB UFS 2.2 |
SoC | MediaTek Helio G99 (MT6789) |
ディスプレイ | 6.81インチ FHD+ 2340 × 1080 アスペクト比 19.5:9 60Hzリフレッシュレート IPS |
サイズ | 168 × 76.8 × 10.4mm |
重さ | 298g (実測300.2g) |
SIM | nano SIM + nano SIM |
リアカメラ | 108MP (Samsung S5KHM2) + 20MP (ナイトビジョン Sony IMX350) + 2MP (マクロ OmniVision OV2680) |
フロントカメラ | 32MP (Samsung S5KGD1) |
バッテリー | 5,000mAh |
USB端子 | USB Type-C (USB 2.0) |
バンド | 4G FDD-LTE (Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B/66) 4G TDD-LTE (Band 34/38/39/40/41) 3G WCDMA (Band 1/2/4/5/6/8) 3G CDMA2000 (Band BC0/BC1) 2G GSM (Band 2/3/5/8) |
目次
付属品は保護フィルム、保護ケース、充電器、USB Type-A to Cケーブル、説明書です。
充電器は穴あきプラグではあるものの、PSEマークはありません。
日本版にはPSEマークがあるものの「XXX株式会社」と書かれているそうなので、おそらく実際には何の試験もしていません。
アップデートで番号219-237002の技適マーク表示が追加されました。
タッチ遅延が大きいディスプレイ
Unihertz Lunaは 6.81インチ2340 × 1080解像度のディスプレイを搭載しています。
残念ながら60Hzリフレッシュレート、Widevine L3です。
明るさの自動調節には対応しています。
下ベゼルが太めなタイプで、左上にパンチホールカメラがあります。
明るさ自動調整オンで全白画像表示時に輝度をLX-1336Bで計測すると、最大414nitsでした。
屋内では十分ではあるものの、屋外では見にくいです。
WALT Latency Timerで計測したタッチ遅延は合計87.9msでした。
これまで私が計測した中では2023/04時点でワーストです。
カラー設定もできる光る背面
Unihertz Lunaの最大の特徴は「光る背面」です。
着信時、通知時、フラッシュライト時に光らせるなど、いつ光らせるかはホーム画面のウィジェットなどで設定できます。
これだけ派手に光っていれば通知を見逃すことはありません。
Always onという常に光らせ続ける設定もあります。バッテリーをかなり消費しますが…。
あらかじめ設定されている色のほかにも、RGBで好きな色を指定できます。
LEDを取り入れたせいなのか、重さは300.2gとかなりの重量です。
8インチ折りたたみスマホのXiaomi MIX Fold 2の重さ265gを軽く超えるレベルで、持つとずっしりとしていて疲れます。
バッテリー容量も普通の5,000mAhですし、どうしてこんな重さになるのか (そして何故それを許容して発売してしまうのか) 不思議です。
ナイトビジョンカメラ搭載で夜間もくっきり
Unihertz Lunaは108MPトリプルカメラを搭載しています。
フォーカスが合いにくく、画像合成に失敗しているのか細部が欠けていたり変な黒いノイズが入っていたりします。
メインカメラの写りはともかく、便利だと思えたのは「赤外線カメラ」。
真っ暗闇だろうと赤外線で写してくれるため、ナイトビジョンカメラとして使えます。
もちろん白黒になってしまいますが、通常の夜景撮影だと光が無い状態でここまでくっきりと写せないので、夜間に周りをチェックしたいけれどライトは付けたくない、棚の隙間を確認したいというようなときに役立ちそうです。
ファンクションキー2つでクイック操作
Unihertz Lunaの左側面にはファンクションキーが2つ搭載されています。
側面は光沢があり指紋がかなり付きやすいです。
ファンクションキーはそれぞれ好きなアクションを設定できるようになっています。
通話ボタンとして使うほか、スクリーンショットやライト起動、画面オフやアプリ起動などができます。
単押し、長押し、2回押しの3パターンに割り当てられます。
イヤホンジャック搭載
Unihertz Lunaは上部に3.5mmイヤホンジャックもがあります。
WALT Latency Timerでオーディオ出力遅延を計測すると20.8msでした。
タッチと違ってオーディオではちゃんとした低遅延になっています。
VoLTE対応
Unihertz Lunaはnano SIM + nano SIMのデュアルSIM対応です。
日本キャリアでのVoLTEに対応しています。
普段使いには十分な性能
Unihertz LunaはMediaTek Helio G99 (MT6789)を搭載しています。
Geekbench 6ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア719・マルチコア2001、通常版でシングルコア723・マルチコア2008でした。
大きな変化がなく、パッケージ名判定での性能制御は行っていないようです。
Geekbench MLでは計測途中でフリーズして計測できませんでした。
ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア9237でした。
快適な動作ができる最低ラインが6000ほどなので、十分な性能です。
実際に使っていても突っかかりやもっさり感はありませんでした。
パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testではスコア344→342でした。
原神などの負荷が大きいゲームを快適にプレイすることは不可能ではあるものの、Snapdragon 680などよりは高い3D性能なので、あまり重たくないゲームであればそれなりに動かせると思います。
ランダムリード・ライトが意外と速めで、一部のUFS 3.1の機種にも勝るほどです。
アプリ遷移などの動作が比較的スムーズに感じるのはこれのおかげもあるかもしれません。
まとめ
- ド派手な光る背面
- 赤外線ナイトビジョンカメラ
- 好きな機能に設定できるキー付き
- イヤホンジャック搭載
- 日本キャリアのVoLTEに対応
- あまりにも重たすぎる
- 側面に指紋が付きやすい
- 60Hz、タッチ遅延が大きいディスプレイ
Unihertz Lunaは背面が明るく光るため、通知の見逃しを防ぎたい方やとにかく派手なスマホを求めている方には良いと思います。
ただ重さが300gを超える、厚み10mmなど嫌な部分だけタフネススマホ並なので個人的にはかなり持ちにくく、普段使いしたいとは思えませんでした。
タフネススマホによくあるナイトビジョンカメラを搭載しているおかげで真っ暗闇でも周囲を把握できるメリットはありますし、ライトと合わせてキャンプ時など夜間の屋外用サブ機として使うのはアリかもしれません。
公式サイトでは$299.99で購入できます。