評価: 5
XGIMI HORIZON Proプロジェクターを貸し出していただきました。
目次
Android TV搭載、4Kにフレーム補間も
XGIMI HORIZON ProはAndroid TV 10.0を搭載し、4K (3840×2160) 解像度 & 60FPSフレーム補間に対応した高スペックなプロジェクターです。
2200 ANSI ルーメンと明るく、閉めきっていない部屋でも鮮明に投影してくれます。
- 明るめの部屋でも綺麗に投影
- 4K & 60FPS MEMCでくっきり滑らか
- 数秒で自動フォーカス・位置調整
- 静音
- 安定接続できる有線LANにも対応
- Harman/Kardonスピーカー
- Android TV 10.0搭載
- 電源アダプターがゴツくて重い
- Wi-Fi 6環境だと少し不安定なことがある
XGIMIとは?
XGIMIは「世界に新しい視聴覚体験を届けること」を目指して、高性能のスマートプロジェクターとレーザーテレビの設計・製造を行っている企業です。
2014年に第一世代のスマートプロジェクターを発売して以来、Harman/Kardon、Texas Instruments、Baidu、Googleといったパートナーと協力して様々なラインナップを展開しており、32の国際的なデザイン賞やイノベーション賞を受賞しているそうです。
基本はリモコン操作
XGIMI HORIZON Proの付属品はACアダプター、リモコンと説明書です。
リモコンは単四電池2本で動きます。
電源アダプターにはちゃんとPSEマークもあります。
最大出力250.04Wで、電源ケーブル込みで900g越えなので持ち運びには不向きです。明るく映すにはパワーが必要なので仕方が無いですが…。
XGIMI HORIZON Proの上面には電源ボタンのほか、音量調整ボタンや再生ボタンがあります。
カーソル移動やバックなど基本的な操作はリモコンで行うようになっています。
底面に仕様が書かれており、技適マークがあります。
四隅にゴムがありズレにくくなっています。
別途三脚や天井吊り下げ用アダプターを買って装着することもできるようになっています。
後部にUSBポートやLANポートなどが揃っています。
USBポートにキーボードなどを挿せばちゃんと認識されて使えるようになるので、ソフトウェアキーボードをリモコンで押すのが面倒であればキーボードを挿して使うと楽になります。(デフォルトではUS配列で認識されるので注意が必要です)
4K 60FPSの投影ということで冷却もそれなりに強力にしないといけませんが、動作中のファン音はあまりうるさくなく、30dB前後でした。
音楽がかかっていればほぼ気にならなくなるレベルです。
Wi-Fi & LAN接続
XGIMI HORIZON ProはWi-Fiと有線LAN接続どちらにも対応しています。
ただWi-Fi 6のアクセスポイントとは相性が悪いのか、使用中に切断されSSIDが見えなくなってしまうことがありました。
Wi-Fiを使用する際はWi-Fi 5のみに絞った設定のアクセスポイント・SSIDを用意したほうが良いかもしれません。
LANケーブルでの有線接続では100BASE-T (最大理論値100Mbps) のようで、1000BASE-Tなら500Mbps以上出るNURO環境でもXGIMI HORIZON Proでは下り50Mbps程度になります。
4Kストリーミング再生は25Mbpsあれば十分だとされており、実用面ではそれほど問題ないと思います。
Harman/Kardonサウンド
XGIMI HORIZON ProはHarman/Kardonチューニングの2基のフルレンジスピーカーを搭載しています。
定位感は特に問題なく、近い音は大きく聞こえました。
聞く場所によって変わるので上下の音の動きは少し感じにくいですが、左右の動きははっきり感じられました。
中音域が聞こえやすいように調整されているようで、Billie Eilishのbad guyのように低音が強い曲では音量を上げないと低音は少し聞こえにくく、抑え気味でした。
BUMP OF CHICKENのアカシアでは、ボーカルは強調されているものの高音のハイハットなどは控えめでした。
素早く起動
XGIMI HORIZON Proは初回起動は少し時間がかかるものの、2回目以降の起動はかなり高速です。
他社だと投影できるまで数十秒待たないといけないものもありますが、XGIMI HORIZON Proなら数秒でホーム画面が開きます。
4つの自動調整機能で快適
XGIMI HORIZON Proの起動時には自動でフォーカスされ、障害物があればそれを避けるように投影サイズを調整してくれます。
最大45°の自動台形補正もありますし、自分でフォーカスやサイズを調整しなくて済むのはかなり楽です。
スクリーンへの自動アジャスト機能もあるので、スクリーンを持っていればそのサイズにちゃんと合わせて投影してくれます。
起動時の設定が不要であれば、設定でオフにできます。
自動調整の後、手動で補正することもできます。
YouTubeやプライムビデオなどがプリインストール
XGIMI HORIZON ProはAndroid TV 10.0を搭載しており、通常のAndroidと違ってTV向けのアプリだけがインストールできるようになっています。
ホーム画面ではチャンネルのようにGoogle Play、YouTube、Amazonプライムビデオ、Netflix、hulu、ABEMAといったアプリが出てきます。
無職転生など各アプリ内のおすすめ動画も自動で出るようになっており、見たものに応じてカスタマイズされていくようです。
Google Playでアプリをインストールできますが、通常のAndroidのGoogle Playに比べるとインストールできるアプリがかなり少なく、Chromeなど著名なブラウザアプリはありません。
あくまで動画を見たり簡易的にアプリを使ったりするだけ、という印象です。(USBデバッグは有効化できるのでサイドロードはできそうです)
インストールしたアプリはホーム画面のほか、すべてを一覧で表示させることもできます。
Widevine L1で、AmazonプライムビデオでもHD画質でストリーミング再生できました。
設定もAndroid TVでは通常のAndroidから削られている部分が多いですが、プロジェクターに必要な機能は揃っています。
プロジェクター用の設定もあり、輝度や補正などを変更できます。
輝度は明るい、視力保護、パフォーマンスなどから選択できます。
「明るい」だと暗い部屋で白い画面を見たときにかなり眩しいくらいになるので、暗い部屋で使いたい場合は少し落とした方が良いと思います。
カスタムを選ぶと明るさのほか赤・緑・青も個別に変更できます。
2200ANSIルーメンという高輝度にX- VUE 2.0画像エンジンを搭載し、10bit色深度・DCI-P3 110%となっています。
これまで私が使ってきた他社のプロジェクターに比べると発色・コントラストがかなり良く、解像感も高くモニターで見ているのと変わらないぐらいの綺麗さに感じました。
カーテンを閉めきっていない部屋、スクリーンを用意していないただの壁面でも鮮明に投影してくれます。
どんな動画でも60FPS化してくれるフレーム補間技術 MEMC を搭載しており、特にアニメなどイラスト系の動画ではその効果がはっきり分かりやすいです。
読み込み始めた時に多少表示が崩れることがありますが、その後はヌルヌルと滑らかな動きで表示してくれます。
まとめ
- 明るめの部屋でも綺麗に投影
- 4K & 60FPS MEMCでくっきり滑らか
- 数秒で自動フォーカス・位置調整
- 静音
- 安定接続できる有線LANにも対応
- Harman/Kardonスピーカー
- Android TV 10.0搭載
- 電源アダプターがゴツくて重い
- Wi-Fi 6環境だと少し不安定なことがある
XGIMI HORIZON Proは一般的なFHDプロジェクターと変わらない程度のサイズ感にもかかわらず4K・60FPS MEMC対応のおかげでかなりくっきり、滑らかな投影が可能です。
起動も高速でフォーカス・位置調整も自動で素早くしてくれるため、投影し始めるまでの手間が一切ありません。
カーテンを閉め切らない部屋でも明るく映したい、できるだけ高画質に投影したいという方にXGIMI HORIZON Proはおすすめです。
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