Xiaomi POCO F3レビュー!綺麗なE4 AMOLED搭載でコスパ最高の次世代フラッグシップキラー

Xiaomi POCO F3レビュー!綺麗なE4 AMOLED搭載でコスパ最高の次世代フラッグシップキラー

3月29日発売のXiaomi POCO F3をいただきました!


性能特化でコスパ良し

Xiaomi POCO F3はSnapdragon 870を搭載しているスマートフォンで、中国向けのRedmi K40のグローバル版のような立ち位置です。

コストが掛かるカメラを控えめにすることでハイエンド並のSoC性能とディスプレイを搭載しつつも格安価格に抑えており、「写真は別にそこそこでいいから、とにかく安くてヌルヌル動くスマホが欲しい」という人にぴったりな高コスパスマホとなっています。

  • 格安でもパワフルなSnapdragon 870
  • S888より発熱は控えめ
  • 120Hz E4 AMOLEDディスプレイ
  • UFS 3.1ストレージ & LPDDR5メモリ
  • 認証速度が速い側面指紋センサー
  • バランスの良いステレオスピーカー
  • 指紋が付きにくい背面 (ホワイト)
  • メインカメラは約2年前のMi 9Tから据え置き
  • バンドがdocomoやauには不向き
Xiaomi POCO F3 M2012K11AG
OS Android 11
RAM 6GB/8GB LPDDR5
ストレージ 128GB/256GB UFS 3.1
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 870
ディスプレイ 6.67インチ FHD+ 120Hz
サイズ 163.7 x 76.4 x 7.8mm
重さ 実測198g
SIM nano SIM + nano SIM
メインカメラ 48MP (IMX582) + 8MP (超広角) + 5MP (マクロ)
フロントカメラ 20MP
バッテリー 4520mAh
USB端子 USB Type-C (USB2.0)

AliExpressで購入

発表前に提供いただいたため箱なしでした。

実際は33W充電器、充電ケーブル、3.5mmイヤホンジャック変換ケーブル、透明保護ケースなどが付属します。

今回いただいたカラーはホワイト (Arctic White) です。

POCO F3

POCO F3にはホワイトの他にブラック (Night Black)・ブルー (Deep Ocean Blue) の計3色が用意されています。

ブラックとホワイトは無難ですが、ブルーはロゴの配置も異なるなど面白いデザインです。

POCO F3

価格はミドル、ディスプレイはハイエンド

3万円台のスマートフォンといえばLCDか安物の中国製有機EL搭載のものがほとんどですが、POCO F3は業界トップクラスのSamsung製E4材料のAMOLEDが採用されています。

6.67インチ FHD+ディスプレイは最高1300nitでコントラスト比は5,000,000:1となっており、DisplayMate A+評価を受けています。

屋外でも見やすく、格安なのに下部ベゼルもそこそこ狭めです。

POCO F3

3万円台とは思えないレベルの発色の良さで、視野角も広いです。

Mi 11と比べると若干赤色が薄いように感じますが、見比べないと分からない程度です。

また、エッジではなくフラットディスプレイのため画面端が見にくくなることもなく、保護フィルムも貼りやすいです。

正確に言えば端の部分は若干丸まっているのでフルフラットではないですが、表示領域に被ってはいません。

発色

インカメラは中央のパンチホール型ノッチに配置されており、2.76mmとかなり小さく邪魔になりません。

 

最初から保護フィルムが貼られていますが、アンチグレアにしたかったのでミヤビックスさんにフィルムを作成していただきました。

OverLay Plusはインカメラのカットも正確でほぼ全面をカバーできる上、さらさらな指滑りで指紋が付きにくいのでおすすめです。

反射防止性能がかなり高く、正面から見ても顔のシルエットすら映り込まず快適に使えます。

アンチグレアフィルム特有のギラつきは多少ありますが、ダークモードにすれば目立ちません。

インカメラ

120Hzリフレッシュレート+MEMC

リフレッシュレートはハイエンド並の120Hzに対応しており、Chromeなどでも120Hzで滑らかなスクロールになります。

60Hzと120Hzのどちらかを選べるようになっています。

一度120Hzに慣れると60Hzでは残像が見えて動作が遅いように感じてしまうので、個人的にはもはや120Hz対応は必須レベルです。

なお、これは他の機種にも言えることですが個別に最適化するという名目でアプリ側によって120Hzが制限されることが多々あり、POCO F3もWorld of Tanks Blitzなどでは60FPSまでに制限されてしまいます。

Snapdragon 870が出たばかりなので仕方が無いですが、アプリ側で制限するのはいい加減止めてもらいたいものです…。

120Hz

特別な機能→ビデオツールボックスで有効化したアプリでは、MEMCと呼ばれるビデオフレーム補間機能やAI HDR補正が利用できます。

ビデオツールボックスはYouTubeなど全てのアプリで設定できます。

MEMCを有効にすればフレームレートが低い動画でも滑らかに表示してくれます。

MEMC

Widevine L1なのでAmazon プライムビデオなどもHD画質でストリーミング再生できます。

ちなみに、Bootloader UnlockしてもL1のままです。

Widevine L1

指紋が付きにくいサラッとした背面

POCO F3の背面はCorning Gorilla Glass 5が採用されており、指紋が付きにくいよう加工されていてサラッとした手触りです。

ただのガラスだとぱっと見は綺麗でも少し使うだけで指紋でベタベタになりますが、POCO F3は長時間使った後でも全く指紋汚れが目立ちません。

Xiaomi Mi 11のレザー版とは違ったアプローチで「背面の指紋汚れ」問題に対処しており、ミドルレンジでも美しい背面を維持できるよう配慮されているのは良いですね。

少なくともホワイト版はマットなスタイルですが、ブラックは他の方のレビューだと光沢があるように見えるので、もしかしたらブラックだと指紋が目立つかもしれません。

背面

重さは198gです。ミドルレンジクラスだと200gを軽く超えるものもありますが、POCO F3なら本体の薄さも相まってあまり重たく感じません。

198g

背面もミヤビックスさんに保護フィルムを作成していただきました。

背面は端がカーブしているので中央部分しか覆えませんが、さらさらな指滑りは変わらず傷や汚れから守れます。

アンチグレア

さらにカメラユニット周りまで保護フィルムを作成いただいています。

小さいので貼るのが難しそうですが、細かいところまで傷を防止できて良いですね。

カメラ

AMOLEDなのに側面指紋認証を採用

POCO F3はAMOLEDディスプレイを搭載しているにもかかわらず、流行の画面内指紋認証センサーではなく、側面指紋認証センサーを搭載しています。

画面内だと保護フィルムと干渉して嫌だ、認証速度が気になるという方もPOCO F3なら満足できそうです。

側面はボタン周り以外はフラットになっており、Mi 11レザー版より0.7mm薄いだけなのにまるで薄い板を持っているかのような全く異なる感触でした。

側面

電源ボタンを兼ねた指紋認証センサーは凹んでいることが多いですが、POCO F3では普通の電源ボタンと同じように少し出っ張っているので押しやすいです。

認証スピードもかなり良く、指を当てたらすぐ認証してくれます。

Mi 11の画面内指紋認証センサーよりもスピードや精度が良いので、もうPOCO F3以外のハイエンドモデルにもこのスタイルで搭載してもらいたいぐらいです。

指紋認証

ちなみにロック解除の方法は指紋認証と顔認証 (フェイスアンロック) と併用することもできます。

ロック解除

普段使いには十分なカメラ

POCO F3は48MP (IMX582) + 8MP (超広角) + 5MP (マクロ)のトリプルカメラです。

IMX582は約2年前にリリースされたMi 9Tと同じものなので、人によっては「新しいスマホに変えたのにダウングレードになった」ということも起こりえます。

48MP

ただ、古いセンサーとはいえSONY製だけあって十分きれいに撮影できます。

撮影した写真はこちらに保存しています。

写真

夜景はさすがに最新ハイエンドと比べると明るく撮影できず、OISがないこともあり手ぶれしてしまいやすいです。

別にカメラ性能は求めていない、日中に撮れれば十分だという方には良いと思います。

夜景

0.6xの超広角、2xのズーム撮影もできます。

広角

5MPのマクロカメラで写真だけでなく動画もマクロ撮影できる…のですが、宣伝されているような結晶ほどの小ささのものを撮影しようとすると手持ちではまず無理です。

マクロ

マクロ撮影ではこのように数センチ離しておかないとピントが合いにくく、近づけると端末で影ができてしまうので、Mi 11のように綺麗に撮影するのは難しいです。

マクロ

Mi 11との動画比較はこちらの動画の最後に入れています。

曇り空での撮影だったのですがPOCO F3のほうが明るめに撮影できるようで、Mi 11は見たままの色合いです。個人的には見たままを記録できる方が良いですが、SNSにアップするなどの簡単な用途ならPOCO F3で十分そうです。

VoLTEも簡単に有効化できる

POCO F3の下部にはUSB Type-Cポート、SIMスロットとスピーカーがあります。

SIMスロットには2枚のnanoSIMが入ります。

ゴムパッキンがあることから分かるように生活防水に対応しており、IP保護等級の試験は受けていないものの、ちょっとした水しぶきがかかるぐらいなら問題ありません。

SIMスロット

グローバル版POCO F3の対応バンドは

  • 2G GSM: 850, 900, 1800, 1900 MHz
  • 3G WCDMA: B1, 2, 4, 5, 8
  • 4G LTE FDD: B1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 20, 28, 66
  • 4G LTE TDD: B38, 40, 41
  • 5G: N1, 3, 5, 7, 8, 20, 28, 38, 41, 77, 78

となっており、Y! mobileSoftBankといったSoftBank系の回線に適しています。

LTE B3が使えるので、楽天エリア内で使うことが多い人なら楽天モバイルでも使えます。普段使うエリアがauパートナーエリアだという方には厳しいですが…。

デフォルトではVoLTEが使えないですが、電話アプリのダイヤルで「*#*#86583#*#*」を打ち込めば強制的にVoLTEを有効化できます。

ちなみに「*#*#8667#*#*」を打ち込むとVoNRを、「*#*#726633#*#*」だとSA+NSAかNSAのみか選べるオプションを有効化できます。(現状ではほぼ意味は無いですが)

Wi-Fiはリンク速度1200MbpsのWi-Fi 6に対応しています。

55W充電と大差ない充電速度

POCO F3は55W対応のMi 11と違って、33Wまでの急速充電に対応しています。

Xiaomi 55W GaN充電器で充電したところ、10%→100%を56分で充電できました。

4600mAhのMi 11は約55分なので容量差を考えれば55Wのほうが早いものの、そこまで大きな差はありません。

単純なW数でごり押しせず、低くてもちゃんと最適化されているのは好印象です。

USB Type-C

充電時は最高で40℃に達していました。

14℃の温度上昇なのでMi 11の55Wでの温度上昇とあまり変わりはありません。

充電

PCMark Work 2.0のBattery Lifeテスト結果は120Hzリフレッシュレートの状態で100%→19%まで10時間50分でした。

Snapdragon 865・120Hz・5000mAhのGalaxy S20 Ultraが約10時間ですし、POCO F3が4520mAhかつSnapdragon 865よりオーバークロックされていることを考えれば悪くない電池持ちです。

Battery Life

Mi 11と遜色ない迫力あるステレオスピーカー

POCO F3はMi 11と同じく、上下のフレーム部分にスピーカーが配置されているタイプのステレオスピーカーです。

harman/kardonブランドではないものの、POCO F3のスピーカーもMi 11と変わらないぐらいしっかりとした低音・高音が出ており、左右のバランスも良いです。

Mi 11だとスピーカーとマイク・赤外線ポートの穴がバラバラですが、POCO F3は3つずつ円があるデザイン (一つは赤外線ポート) になっているので綺麗に見えます。

スピーカーのレイテンシーテストではOpenSL ESで48msでした。

Dolby Atmos対応とのことですが発売前の段階では非搭載でした。今後のOTAで追加されるそうです。

スピーカー

Snapdragon 865並の高い性能

Snapdragon 870は2020年のハイエンドSoC Snapdragon 865のオーバークロック版で、Snapdragon 888より安いにもかかわらず普段使いには十分すぎるパフォーマンスを発揮してくれます。

PCMark Work 2.0ではスコア12112で、OnePlus 8 ProGalaxy Tab S7といった7~8万円以上する製品と変わらない数値をたたき出しています。

Snapdragon 870は発熱が心配という声も大きいですが、Work 2.0でテストされているようなブラウジング、写真編集などの作業ではほとんど発熱は起きていません。

実際に普段使いしていても発熱は大きくないです。

12112

3DMark Wild Lifeベンチマークを40回連続で実行すると、スコアは5055→4127、温度は25℃→42℃、バッテリーは23%消費しました。

3DMarkの結果ではSnapdragon 865 Plusを上回る結果となっています。

40℃を超えてからはスロットリングが効くのかあまり温度が上昇しませんでした。

3DMark

リソースドカ食いで有名な原神をグラフィック設定最高、60FPSに設定した状態でプレイすると、50~55FPS程度でヌルヌルと動く反面、発熱が大きくバッテリーの減りもかなり大きくなりました。

発熱は大きいものの、プレイ中にアプリが落ちたり画面が暗くなったりするなどのプレイに支障を来す問題は起きませんでした。

原神

1時間のプレイでバッテリーは約39%消費し、温度は最高で41.7℃ (22.7℃上昇) になりました。

性能が高くなってバッテリー消費や発熱が増えるのは当然のことですし、発熱が大きいといっても50℃や60℃に上がるわけではないので、騒ぐほどではありません。

60FPSではなく30FPS設定にすると40℃に達することはありませんでした。

発熱

ストレージはUFS 3.1、メモリはLPDDR5で、並み居るハイエンドスマホと並ぶ速度です。

ランダムリード・ライトも速いですし、アプリのインストールや読み込みなどでストレスを感じることはありません。

ストレージ

日本語対応のMIUI 12

POCO F3はグローバル版なので、日本語もしっかり選べます。

日本語に設定した状態では、フォントも中華フォントではなく日本語フォントで表示してくれます。

ちなみに、地域設定をインドなどにすればシャッター音をオフにできます。

日本語対応

通常のMIUIとは異なりPOCO用にカスタマイズされたPOCO Launcherがプリインストールされており、ホーム画面の空いているところをダブルタップしてスリープさせる機能も使えます。

Mi 11のシステムランチャーだと何故か利用できないので、地味に助かります。

セカンドスペースやデュアルアプリといった機能を使えば複数アカウントを切り替えて利用できないアプリも、別々にデータを分けて使えるようになります。

POCO Launcher

「ダブルタップしてロック解除 / スリープ」などジェスチャー操作も豊富に対応しています。

AMOLEDディスプレイ搭載のおかげで常時オンディスプレイも利用できます。常に表示する、タップ後10秒間のみ、時間指定するという3つのオプションが選べるほか、時計の表示方法を好きなようにカスタマイズ出来ます。

常時オンディスプレイ

Bootloader Unlockも可能ですが、POCOブランドなのに待機時間は168時間 (7日) でした。昔は特例でPOCOだけ72時間に短縮されていましたが、もう優遇されていないのですね…。

V12.0.1.0.RKHEUXMではこのboot.imgを焼くことでroot化できます。

まとめ

  • 格安でもパワフルなSnapdragon 870
  • S888より発熱は控えめ
  • 120Hz E4 AMOLEDディスプレイ
  • UFS 3.1ストレージ & LPDDR5メモリ
  • 認証速度が速い側面指紋センサー
  • バランスの良いステレオスピーカー
  • 指紋が付きにくい背面
  • メインカメラは約2年前のMi 9Tから据え置き
  • バンドがdocomoやauには不向き

POCO F3は高いパフォーマンスと綺麗で滑らかな表示のAMOLEDディスプレイ搭載で、ステレオスピーカーに認証スピードが速い側面指紋認証センサーも搭載しているなど全体的な完成度が高いです。

唯一のデメリットと言えるのはカメラセンサーが約2年前の水準だということですが、別に極限まで綺麗な写真を撮影したい、というのでもなければ問題ないレベルです。

原神もグラフィック設定最高かつ60FPSにしても問題なくヌルヌル表示で遊べますし、高性能なスマホを安く手に入れたい方にPOCO F3はおすすめです。

 

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先着1500台には完全ワイヤレスイヤホンが付属します。

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