評価: 4
Xiaomi Pad 5シリーズ用スタイラスペン、Xiaomi Smart Penを購入しました。
簡単ペアリング & 高速充電
Xiaomiが日本でもリリース予定のハイエンドAndroidタブレット、Xiaomi Pad 5シリーズは従来シリーズでは非対応だったスタイラスペンでの入力に対応しています。
Xiaomi Pad 5 Proレビュー。4万円台でS870や8基スピーカー搭載の高コスパタブレット – AndroPlus
Xiaomi Pad 5レビュー。3万円台で120Hz 2K画面搭載の高コスパAndroidタブレット – AndroPlus
せっかくなので使い心地を試してみよう、ということで番号020-210098として技適を通過しているXiaomi Smart Penを購入しました。
付属品は替え芯 1つと説明書です。
Xiaomi Smart Penは黒1色のみがリリースされています。
ボタンが2つあり、ペン先に近い方はメモアプリの呼び出し、もう一つは画面の一部を選択してスクリーンショット撮影できるボタンです。
スクリーンショットボタンを押しながら画面をタッチすると、このようにすぐに撮影したいエリアを選択できるようになります。
一部分は平たくなっていて、Xiaomiロゴが書かれています。
Xiaomi Pad 5の上部にあるマグネットにペンをくっつけるとすぐにペアリング通知が出て、すぐ接続できます。
くっつけているだけで急速充電でき、18分でフル充電できます。
一度の充電で約8時間使用でき、60秒の充電だけでも約20分使用できるとのことです。
独自の接続方式ではなくBluetooth接続で、Xiaomi Pad 5以外のデバイスではペアリングしようとしても拒否されました。
MACアドレスはCB:39:6Fから始まっていましたが、ベンダー一覧ではこれに一致するものは見つけられませんでした。
軽量でスムーズな書き心地
Xiaomi Smart Penは型番を示すラベルが付いた状態では重さ12.4g、ラベルを剥がすと12.2gでした。
ラベルは剥がしやすいようになっているので、剥がして使うものだと思います。
ON荷重の正確な計測方法が分からないのでひとまずKritaでテストしたところ、自重で反応して11~14%ほどの筆圧が記録されていました。
軽い筆圧でも反応しやすいです。
パームリジェクションも問題なく動作しており、手を画面に付けた状態でもペン入力だけに反応してくれます。
試した限りでは手を離した後に誤入力・誤動作するようなことはありませんでした。
サンプリングレートは240Hz、筆圧は4096段階まで検知できるようになっており、ジッター (ゆっくり書くときに線が波打ってしまう) もありませんでした。
クリスタでは軽く触れば細い線、力を入れていけば太い線をスムーズに書けました。
素早く線を引くときは特に遅延を感じやすく、1cm分ほど遅れることがあります。
ゆっくり書いているときには1~2mmほどの遅延になります。
Xiaomi Smart Penは定価で6000円程度なので、やはり高級なApple Pencilなどと比べると細かな所で差が出ますね。
【追記】他のアプリでは遅延が小さい場合もあったので、使うアプリによって多少動作が変わるようです。公式にコラボしているConceptsでは遅延が小さめでクリスタや純正メモアプリが特に遅延が発生しやすいようですが、高機能なクリスタはともかく純正メモアプリで遅延するのはよく分かりません…。
4096段階の筆圧検知は筆圧対応アプリでのみ動作するものなので、メモなどお絵かきを目的としていない通常のアプリでは1、2段階の表現だけになります。
若干遅延が気になることがある以外には特に問題なく、スムーズな書き心地でなかなか良いです。
Xiaomi Smart Penは定価349CNY (約6000円) ですが、大人気過ぎてなかなか買えません。
GIZTOPでは$79 (約8700円) で販売されています。