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Galaxy S23 Ultra SIMフリーモデルを貸し出していただきました。
待望のオープンマーケットモデル
これまでGalaxy Sシリーズのフラッグシップはキャリアでしか購入できませんでしたが、ついにキャリアを通さず購入できるようになります。
公式名称はSIMフリーモデルですが今はキャリアモデルもすべてSIMフリーなので、正確にはオープンマーケットモデル、公開市場版などと呼ぶのが適切でしょう。
通常よりもクロック数が上がったSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyを搭載し、カメラは200MPでディスプレイはDynamic AMOLED、高速なUFS 4.0ストレージ搭載などSamsungの最新技術をこれでもかと詰め込まれています。
日本向けのFeliCa・おサイフケータイも対応しているほか、ミリ波も利用できます。
このレビューは12GB+1TB版・S918QOPU1AWE4で行っています。
- 省電力寄りなSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxy
- 明るく綺麗なAMOLEDディスプレイ
- Sペン内蔵で入力しやすい
- ワイヤレス充電対応5,000mAhバッテリー
- バイパス充電でバッテリー負荷軽減
- USB 3.2 Gen 1ポートで映像出力・DeX対応
- IP68防水防塵
- 5Gミリ波対応
- ゲーム性能が出にくい
- 特にズーム時に写真の色味が変わりやすい
- SnapdragonながらもaptX Adaptive使用不可
- 234gで重たい
Galaxy S23 Ultra (SM-S918QZEGSJP) | |
---|---|
OS | Android 13 |
RAM | 12GB LPDDR5X |
ストレージ | 1TB UFS 4.0 |
SoC | Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy |
ディスプレイ | 6.8インチ QHD+ 3088 x 1440 アスペクト比 20:9 120Hzリフレッシュレート AMOLED |
サイズ | 163.4 x 78.1 x 8.9mm |
重さ | 234g (実測234.0g) |
SIM | nano SIM + eSIM |
リアカメラ | 200MP (OIS / Samsung S5KHP2) + 12MP (超広角 Sony IMX564) + 10MP (3x望遠 Sony IMX754) + 10MP (10x望遠 Sony IMX754) |
フロントカメラ | 12MP (Samsung S5K3LU) |
バッテリー | 5,000mAh |
USB端子 | USB Type-C (USB 3.2 Gen1) |
バンド | 5G mmWave:N257(28GHz) 5G:N1(2100), N3(1800), N5(850), N28(700), N41(2500), N77(3700), N78(3500), N79(4500) 4G:B1(2100), B2(1900), B3(1800), B4(AWS), B5(850), B7(2600), B8(900), B12(700), B13(700), B18(800), B19(800), B20(800), B21(1500), B26(850), B28(700), B66(AWS-3) B38(2600), B39(1900), B40(2300), B41(2500), B42(3400) 3G:B1(2100), B5(850) 2G:GSM850, GSM900, DCS1800, PCS1900 |
目次
かなりスリムな箱で、説明書と充電ケーブルが付属しています。
保護フィルムは貼り付けられていません。
ディスプレイ:屋外でも見やすい
Galaxy S23 Ultraは6.8インチ QHD+ 3088 x 1440解像度のディスプレイを搭載しています。
OLEDでは世界トップの技術を持つSamsung製だけあって、色味や視野角の問題はなく美しい表示を楽しめます。
配列はダイヤモンドピクセルです。
明るさ自動調整オンでの全白HDR動画再生時に輝度をLX-1336Bで計測すると、最大1073nitsに達しました。
屋外では高輝度モードが発動し、1029nits以上になることを確認できました。高輝度モード発動時に1020nits程度になった後、周囲の明るさを検知して徐々に上限を上げていくスタイルのようです。
日中の屋外でもかなり見やすいです。
明るさの度合いを示す単位で、高いほど明るいという意味です。
屋内では400~500nits程度、屋外では800~1000nits程度でないと見にくいとされています。
ちなみに、明るさの自動調整をオンにしないと最大値が制限される機種が多いです。
リフレッシュレートは120Hz対応です。
WALT Latency Timerで計測したタッチ遅延は15.2ms、画面描画遅延は23.0msで合計38.2msでした。
画面をタッチしたときに反応してくれるまでの時間です。
この数値が小さいほど、素早く反応するということです。
ゲーミングスマホでは25msほど、通常のスマホでは30~40ms前半が一般的です。
Widevine L1で、Amazonプライムビデオ (ベータ版) などでHD画質でのストリーミング再生ができます。
画面内指紋認証センサーを搭載しています。
超音波式なので認証は高精度で、時間が経って指の状態が変わっても認証に失敗しにくいです。
背面:ついに日本でもSamsungロゴに
Galaxy S23 Ultraの背面はマットで、指紋が付きにくいです。
これまではGalaxyブランドを前面に出していましたが、Galaxy S23 UltraではSamsungロゴになっています。
しかもオープンマーケットモデルではキャリア版とは異なりおサイフケータイロゴもないので、すっきりとしています。
ついでに言うとガラケー時代の絵文字を未だに使っている某キャリア版と違って、ちゃんとAndroid標準スタイル (標準フォントと完全に同一ではないですが黄色の顔など似たテイスト) の絵文字を使えます。
重さは234gです。
ペン内蔵や5,000mAhバッテリー搭載で仕方がないですが、重たいです。
カメラ:彩度が高め
Galaxy S23 Ultraは
- 200MP (OIS / Samsung S5KHP2)
- 12MP (超広角 Sony IMX564)
- 10MP (3x望遠 Sony IMX754)
- 10MP (10x望遠 Sony IMX754)
というクアッドカメラ構成です。
出っ張りが大きいため、机の上に置いたときはガタガタしやすいです。
200MPカメラは標準ではそのままの解像度で出力するわけではなく、より明るく高精細な撮影ができるようピクセルビニングで16ピクセルを1つのスーパーピクセルとして合成するため、12MPで出力されます。
Expert RAWモードでは4ピクセルを1つとする50MP撮影も可能です。
手持ち撮影した写真はこちらに保存しています。
彩度が高めで、設定で「シーン別に最適化」をオフにしても彩度が高くなる傾向は変わりませんでした。
一般人は彩度が高いほうが綺麗だと感じやすいため、そういった調整をしているのでしょう。
ズームは2x・3x・10x・30x・100xのボタンが用意されています。
メインカメラが200MP、3x望遠カメラが10MPと極端な差があるせいか、3xズーム以降では1xと比べて色合いが変わったりシャープネスが強すぎたりすることが多いです。
200MPカメラのままデジタルズームで切り出してもらったほうが綺麗になりやすい気がします…。
10xズームでは塗り絵のようになってしまう部分があるものの、壁面の模様など細部の潰れは少なめです。
100xズームは実際あまり使うことはなさそうですが、遠くに何があるかは分かる程度には撮影できるので望遠鏡代わりに使えそうです。
ナイトモードでは夜景を綺麗に撮影しやすくなります。
プレビュー画面の通り真っ暗な環境でも、かなり明るい写真を撮影できました。さすがにピンボケしていますが…。
薄暗い環境でも肉眼より明るく撮影できるため、とにかく鮮やかに写真を残しておきたいという方におすすめです。
ただナイトモードはどうにもブレやすく脇を締めていても合成に失敗しやすいので、他社に比べると手ぶれ補正の働きが弱いように感じます。
また、明るく撮ることを優先するためか月をタップしたり10xズームしたりしても、月はうまく撮影できませんでした。
Expert RAWモードにして手動でシャッタースピード等を調整することで月面の撮影ができました。
なお、Expert RAWモードでは最大20xまでのズームに制限されます。
スピーカー:高音が強め
Galaxy S23 Ultraはステレオスピーカー搭載です。
通話用スピーカーと兼用タイプで左右のスピーカー音量が若干異なるものの、差は小さめです。
高音やボーカルが聞こえやすく、低音も十分強いです。
Cirrus Logic CS35L43やCS40L26アンプを搭載しています。
WALT Latency Timerでオーディオ出力遅延を計測すると15.6msでした。
BluetoothではAAC・aptX・LDACのほかSSC (Samsung Scalable Codec) という独自コーデックに対応しています。
残念ながらaptX HDやaptX Adaptiveなどには対応しておらず、最近増えてきた「aptX Adaptiveで高音質かつ低遅延を実現しているイヤホン」の恩恵を受けられません。
せっかくのSnapdragon 8 Gen 2なのですから、SSCで囲い込みをせずユーザー目線に立ってaptX Adaptiveなどの汎用的なコーデックも利用できるようにして欲しかったです。
ポート:DeX対応でPC風の使い方も可能
Galaxy S23 UltraはIP68防水防塵で、多少の水濡れは問題ありません。
USB Type-CポートではDisplayPort Alt Modeでの映像・音声出力にも対応し、DeXというPCモードを利用できます。
スマホ側は通常通りの表示にしつつ、モニターでは全画面でマルチウインドウ表示できます。
スマホをタッチパッドにすることもできますし、ワイヤレスマウスやキーボードを接続すればより快適に操作できます。
USB PD・PPS対応充電器で急速充電できます。
Game Boosterでは「USB Power Deliveryを一時停止」というバイパス充電の設定ができるので、バッテリーを充電せずに電源供給することで発熱を抑えつつ、バッテリー残量を気にせずプレイできるようになります。
Galaxy S23 Ultra オープンマーケットモデルの対応バンドは
- 5G mmWave:N257(28GHz)
- 5G:N1(2100), N3(1800), N5(850), N28(700), N41(2500), N77(3700), N78(3500), N79(4500)
- 4G:B1(2100), B2(1900), B3(1800), B4(AWS), B5(850), B7(2600), B8(900), B12(700), B13(700), B18(800), B19(800), B20(800), B21(1500), B26(850), B28(700), B66(AWS-3)
- B38(2600), B39(1900), B40(2300), B41(2500), B42(3400)
- 3G:B1(2100), B5(850)
- 2G:GSM850, GSM900, DCS1800, PCS1900
でY! mobileやSoftBank、LINEMOといったSoftBank系の回線はもちろん楽天モバイルでもauパートナーエリア含め利用可能で、ahamo、IIJmioなどのdocomo回線でも問題ないでしょう。
nano SIMは1枚しか入らないものの、eSIMを使うことでデュアルSIM利用ができます。
ミリ波対応で、ウルトラワイドバンド・UWBを使えば近くのデバイスの位置より正確に特定できるので、対応タグを付けておけば忘れ物を探すときに便利です。
日本版なのでFeliCa・おサイフケータイも対応しています。
Sペンが本体に収納されており、押して引き出すことで簡単に取り出せます。
ペン対応でも内蔵できないタイプだと紛失してしまいやすいですし、収納できるのは良いですね。
ワコムの電磁誘導方式を採用しており入力だけならペンの充電は不要なので、バッテリー残量を気にせず気軽に使えます。
ペンで囲むだけでクリップできたり、ペンにあるボタンでアクションを起こしたりできます。
ボタン操作はBluetoothを使うためSペンのバッテリー残量がないと使えないものの、30分以上は持つので問題はないと思います。
4096段階の筆圧検知に対応しており、メモアプリでは線の太さも変わります。
ペンで書いたものを文字として入力できる機能もあり、英語や日本語を適当に書いてもちゃんと認識してくれました。
電源ボタンと音量ボタンは右側面にあります。
性能:ベンチは良いがゲーム性能を出しにくい
Galaxy S23 UltraはSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyと呼ばれる特別版のSoCを搭載しており、通常よりもクロック数が上げられています。
その結果、他社のSnapdragon 8 Gen 2スマホよりベンチマークでは良い結果が出やすいです。
Geekbench 6ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア2014・マルチコア5248、通常版でシングルコア2012・マルチコア5285でした。
大きな差がないため、パッケージ名判定での性能制御は行っていないようです。
AnTuTuをはじめとする有名ベンチマークアプリをパッケージ名で判別して、ベンチマーク中だけスコアをよく見せかけるため熱制御を緩めたり高クロックに固定したりとチート行為をするメーカーが続出しています。
通常のアプリ使用時とは異なる挙動であるため、「ベンチマークは良いのに他のアプリの動きは大して良くない」ということが起こります。
メーカー毎にブーストの挙動が違うので、ブーストされた結果で比較しても何の意味もありません。
そのためパッケージ名を変更して一般アプリに偽装し、ブーストされていない正しいスコアを出すことが重要です。
こちらの記事で詳しく解説しています。
背景ぼかしやテキスト処理などで使われる、CPUの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
普段使いの軽い作業にはシングルコア、重たいゲームなどにはマルチコアの性能が重要です。
2023年現在はシングルコアで1200、マルチコアで3000以上なら大抵快適に使えるでしょう。
ベンチマーク結果はこちらの記事にまとめています。
Geekbench MLにてTensorFlow Lite・NNAPIで計測したAI性能は、スコア645でした。
パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testではスコア3823→2070で、温度上昇は29℃→44℃ (15℃上昇)でバッテリー消費は11%でした。
ピーク性能は8 Gen 2スマホの中でトップであるものの、すぐに性能が低下してしまい安定度は54.1%とかなり低めです。
Wild Life ExtremeはVulkan APIを利用し、3840×2160解像度のグラフィックでGPU性能を数値化するベンチマークです。
スコアが高いほどゲームなどで滑らかな3D表示が可能で、Stability (安定度) が高いと高い性能を長時間維持できるという意味になります。
発熱とバッテリー消費とのバランスも重要で、安定度が高くて温度上昇とバッテリー消費が少ないものが理想です。
2023年現在は2000以上あれば、大抵のゲームをグラフィック設定を極端に落とすことなく快適にプレイできる傾向にあります。
あくまでもVulkan API使用時の汎用的な簡易指標でしかなく、実際のゲームの挙動は最適化や放熱性能、解像度など様々な要因で変動するため、「このスコアならだいたいこんな動きをするだろう」という推測の材料にする程度に収めてください。
ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア15343でした。
ウェブの閲覧、画像・動画の編集などでの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
高いほど高速な処理ができますがバッテリー消費とのバランスも重要なので、スコアが低めだからといって悪いとは限りません。
2023年現在は8000以上あれば十分です。
なお、Galaxy S23 Ultraではバッテリー設定から「パフォーマンスプロファイル」で「ライト」という省電力や低発熱を優先したモードに切り替えられます。
急速充電についてもオフにでき、バッテリー保護機能もあるのでバッテリーに負荷を掛けにくい使い方ができます。
ライトモードでPCMark Work 3.0のスコアを計測すると14901でした。
標準モードで15343なので誤差程度しか変わっていません。
スコア的には10000ぐらいでも十分なので、そうなるぐらいもっと制限して省電力寄りにしてしまっても良いと思います。
ライトモードでの3DMark Wild Life Extreme Stress Testではスコア3228→1758で確かに性能は若干低くなっているものの、ピーク性能は8+ Gen 1を超えるレベルで発熱は42℃までの上昇となり、発熱が大きく抑制されているわけではありません。
UFS 4.0ストレージ、LPDDR5Xメモリを搭載しています。
シーケンシャルライトが若干遅めではあるものの、さすがSamsungと言うべきかそれ以外はトップクラスの速度です。
ランダムリードだけは何度か連続で計測していると55MB/sや97MB/sに大きく上振れすることがあったので、もしかしたら細かい読み書きが多いと検出したときは速度を上げやすくするチューニングがされているのかもしれません。
シーケンシャルリード・ライトは大きなファイルのコピー時や動画エンコード・デコード時などに影響する読み書き速度です。
ランダムリード・ライトは細かなファイルの読み書き速度で、アプリ・ゲーム使用時はこちらの速度が重要です。
Galaxy S23 Ultraはベンチマークでは高いピーク性能を出しているものの、ゲームでそのパフォーマンスを発揮させるのはなかなか難しいです。
Game Boosterに「代替ゲームパフォーマンス管理」という項目があり、オンにするとゲーム性能がより高くなるとされています。
これだけでは勝手に解像度を下げられてしまうことがあるようなので、ゲームプラグイン・Game Booster Plusという公式プラグインも導入しないといけません。
Custom modeでグラフィックとFPSの上限を最大にすれば、上限値の制限はされなくなるようです。
この設定時では原神の解像度をチェックするとGPU Watch・ADB (dumpsys SurfaceFlinger | grep GetMobileInfo.MainActivity | grep w/h
)ともに1853×864となっていました。
パフォーマンスオプションで「パフォーマンスに集中する」にしてFrame Boosterをオンにすればより高い性能になる…はずです。
根本的にはGame Optimizing Service (GOS) サービスを無効にして完全に制御を無効化したほうが良さそうですが、他社スマホのテスト時はUI上での設定のみでパフォーマンスモードにしており、Galaxyだけシステムアプリの無効化までするのはある意味不公平なのでGOS自体はそのままにします。
上記の設定をした状態で原神を最高画質・60FPS設定・スメールでプレイしてWeTest PerfDogで計測すると、平均44FPSで1FPSあたり127.38mWの消費電力でした。
バッテリー温度は最大43℃程度まで上昇しました。フレームがかなり熱くなり、後半は持ちにくかったです。
他社のSnapdragon 8 Gen 2スマホでは平均58FPS以上が当たり前なので、オーバークロックしたのに逆に通常版に負けてしまうという結果になりました。
それでもこれまで日本で販売されてきた8 Gen 1機種よりはスムーズかつ省電力なので、今888や8 Gen 1機種を使っている人は買い換えるべきだと思います。
1FPSあたりの消費電力が低いほうが電力効率が良いと言えます。
電力効率が良いとバッテリー消費が少なく、悪いと消費が激しくなってしまいます。
ゲームで電力効率が悪いスマホは他のアプリでもバッテリー消費が大きい傾向にあるため、バッテリーの減りが早いと感じることが多いです。
平均FPS (フレームレート) は、どれほど滑らかな表示を維持できているかを示し、高いほど良いです。
(細かく言うと平均FPSが高く、なおかつ「ジャンク」というちらつきが少ないほど体感の滑らかさが良くなります)
まとめ
- 省電力寄りなSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxy
- 明るく綺麗なAMOLEDディスプレイ
- Sペン内蔵で入力しやすい
- ワイヤレス充電対応5,000mAhバッテリー
- バイパス充電でバッテリー負荷軽減
- USB 3.2 Gen 1ポートで映像出力・DeX対応
- IP68防水防塵
- 5Gミリ波対応
- ゲーム性能が出にくい
- 特にズーム時に写真の色味が変わりやすい
- SnapdragonながらもaptX Adaptive使用不可
- 234gで重たい
Galaxy S23 Ultra SIMフリーモデルは日本国内としては最高レベルのスペックで、夜景も明るく撮影できるカメラや綺麗なAMOLEDディスプレイ搭載、入力しやすいSペンにDeX PCモードやミリ波対応など高機能です。
オープンマーケットモデルのおかげでキャリアのプリインストールアプリはないですし、ダークモードで見にくくなる古くさい絵文字に悩まされることもありません。
せっかくのSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyなのにゲームではその性能を発揮できないことが残念ですが、今後のアップデートでより簡単にパフォーマンスを出せるよう改善されることに期待です。
Galaxy S23 Ultra SIMフリーモデルは公式ストアにて253,440円で購入できます。
1TBの選択肢しかないので「オープンマーケットで出したは良いが購入数が少ない」という結果にならないか少し心配です。キャリア版の256GBなら定価でも197,650円でギリギリ20万円を切りますが、25万円となると心理的にもなかなか手を出しにくくなります。
今後もオープンマーケットでハイエンドモデルを出して欲しいGalaxyファンはぜひ買い支えましょう。