RAVPowerポータブル電源RP-PB187レビュー。超大容量バッテリー・USB PD 60Wでアウトドアや防災用におすすめ

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RAVPower ポータブル電源 RP-PB187をいただきました。

超大容量、外でも家電を動かせる

RAVPower RP-PB187はモバイルバッテリーの進化形ともいうべきポータブル電源で、なんとUSB Type-C、USB Type-A、DC、ACという4種類の出力ポートに加え、70200mAh / 252.7Whというとてつもないバッテリー容量です。

USB PDは最大60Wとノートパソコンを充電するのにも十分で、家電から最新スマホ・ノートPCまでありとあらゆるガジェットに電力を与えられます。

RAVPower ポータブル電源 RP-PB187
サイズ 130 x 130 x 189mm
重さ 2.5kg
USB Power Delivery出力 商品説明:5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3A
実際のPDO:5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3A
USB Power Delivery入力 5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3A
USB Type-A出力 5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A
(2ポートは5V/2.4Aのみ)
DC入力 12-24V/3.3-4A
DC出力 12V/10A
AC出力 最大300W、250W定格 (正弦波)
ポート数 USB Type-C x1
USB Type-A x3
DC出力 x1
DC入力 x1
AC出力 x2

製品自体が大きいため、いつも通りな見た目の箱も見たことがない大きさになっています。

箱

箱を開けると、持ち運び用の取っ手が付いたキャリーポーチが出てきます。

ケース

側面にポケットがあり、ジッパーを開けた蓋の部分にも収納ポケットがあります。

ポータブル電源以外のケーブル類なども収めやすいので便利です。

ポケット

底面にはプラスチック底鋲があるため、外でそのまま置いても汚れにくくなっています。

底

キャリーポーチの中はこのようになっています。

仕切りがあるので、充電器やケーブル等も入れておけます。

ケース

仕切りの所に入っている付属品は、説明書、DC充電器、USB Type-C to Type-Cケーブル、肩掛け用アタッチメントです。

付属品

本体にも持ち運びやすいよう取っ手が付いています。重さは2.5kgですが、取っ手のおかげで持ち運ぶ際の負担が少ないです。

Rakuten Miniと比べると2台分ほどの高さです。

本体

正面のLEDインジケーターでバッテリー残量が分かるようになっています。20%刻みで点灯と点滅します。

バッテリー残量

左側面には電源ボタンとLEDライトがあります。

USB Type-Cポートなどは機器を接続すれば自動で電源がオンになるので、電源ボタンを触らなくても大丈夫です。

電源ボタン

電源ボタンを2回押すとライトが点灯します。

なかなか強力な明るさで、2部屋先にも明かりが届いていました。夜間の照明にも十分使えると思います。

点滅パターンをモールス信号・SOSパターンにすることもできるので、遭難時など万が一の事態でも役立ちます。

ライト

右側面にはUSB Type-Cポート 1つ・USB Type-Aポート 3つがあります。

USB Type-CポートはUSB PD 60Wの入出力対応で、USB Type-Aポートは1番目が最大18W、2・3番目が最大12Wです。

USB Type-Cポート

USB-CポートはQC2.0/3.0対応

USB Type-CポートはCold Socket (非Vbus Hot)で、eMarker搭載USB Type-Cケーブルでも問題なく使用できます。

PDOも5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3Aと宣伝通りで、Split PDOではありませんでした。

出力だけでなく入力もUSB PD 60Wでできるため、70200mAhという超大容量バッテリーであっても約3時間でフル充電できます。

PDO

USB DCPやQualcomm Quick Charge 2.0/3.0などに対応しています。

急速充電対応

20VのPDOでは3.2Aを超えたあたりから電圧が徐々に下がっていき、60Wを大きく超えないよう調整されていました。

最終的に3.5Aになったあたりでシャットダウンされました。

シャットダウン

DC入力でソーラー充電も

背面にはDC出力・DC入力ポートがあります。

DC入力ポートに別売りのソーラーチャージャー (80W以上推奨) を挿すとソーラー充電することもできるので、コンセントがない野外でも再充電しやすいです。

入力は60W、出力は120Wとなっています。

冷却ファンは内部温度が50℃に上昇した時に作動し、50℃未満になったら自動的に停止する仕様です。

静かな環境だとさすがにファン音が気になりますがポータブル電源 RP-PB187は基本的に屋外で使うものですし、実際に屋外で使用している際は動作していても音は気になりませんでした。

背面

上面のフタを開けるとAC出力が使えます。

ゴミや埃が入りにくいようにする配慮が良いですね。

AC出力

USB Type-Cポートなどと違い、挿すだけでは動作しません。

中央にあるボタンを5秒ほど押すことでAC出力が有効になり、LEDが白く光っている時に挿すことで出力されます。1分以内に何も挿さないと自動でAC出力がオフになり、消費電力を抑えてくれます。

AC出力有効

AC出力では日立のDCモーター扇風機、HEF-DL300Bも普通に動きました。

非常用電源にありがちな矩形波・修正正弦波 (精密機器を使うと壊れる可能性がある) ではなく正弦波なので、家のコンセントと同じように安心して使えます。

扇風機

夏の暑さは年々悪化していますし、コンセントがない場所でもUSB扇風機よりも強力な風を送って熱中症予防をしたい、という場合にも役立ちます。

扇風機以外にも、テレビやミニ冷蔵庫、ラジオなども定格250W以内に収まる場合は動かせられます。ドライヤーや炊飯器、電子レンジといった250Wを超えるものは使えません。

底面に仕様やPSEマークが書かれています。

底面

Lenovo ThinkPad X1 Carbon (2019) ではUSB PDにて20V / 2.4Aで充電できました。(バッテリーセーブ機能オン、75%)

ノートPC

Nintendo Switchなどももちろん急速充電できます。

アウトドア・キャンプといったレジャー用途はもちろん、災害時の車中泊や停電時など緊急時にも役立ちますし、1台置いておくと便利だと思います。

最近は毎年のように大きな災害が発生していますし、いざというときにすぐ持ち出せるよう用意してはいかがでしょうか。

屋外

ポータブル電源ということで大きく重たいですが、これ一台さえあれば長時間電気が使えない状況にあってもUSB PDやAC出力でありとあらゆる機器に給電できます。

RAVPower ポータブル電源 RP-PB187は2020/07/27現在29,999円で販売されています。

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