Xiaomi 12レビュー。小型で軽量180gなのに高スペックなSnapdragon 8 Gen 1搭載スマホ

Xiaomi 12レビュー。小型で軽量180gなのに高スペックなSnapdragon 8 Gen 1搭載スマホ

Xiaomi 12 中国版を購入しました。


小型なのにハイエンド性能

Xiaomi 12はSnapdragon 8 Gen 1、Android 12を搭載したスマートフォンです。

6.28インチと比較的小型のディスプレイを搭載しつつもその他のスペックはハイエンドで、120Hzリフレッシュレート・MEMC、LPDDR5メモリにUFS 3.1ストレージを搭載し、67W有線充電・50Wワイヤレス充電にも対応しています。

このレビューはMIUI 13.0.12バージョン、8GB+128GB版で行っています。

  • 120Hzリフレッシュレート対応6.28インチAMOLED
  • Snapdragon 8 Gen 1 + LPDDR5 + UFS 3.1
  • 有線でも無線でも急速充電対応
  • 軽量で持ちやすい
  • Harman/Kardonステレオスピーカー
  • 明るく撮影できる夜景モード
  • シャッターボタンを押せる間隔がかなり短い
  • 日本キャリアのVoLTE対応
  • 発熱対策で性能が強く抑えられている (ベンチ以外)
  • 特にゲームではミドルレンジスマホ並の動作
  • 連写に一手間必要になる改悪
Xiaomi 12 2201123C
OS Android 12
RAM 8GB/12GB LPDDR5
ストレージ 128GB/256GB UFS 3.1
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1
ディスプレイ 6.28インチ FHD+ 120Hz AMOLED
サイズ 152.7 x 69.9 x 8.16mm
重さ 180g (実測183g)
SIM nano SIM + nano SIM
メインカメラ 50MP (SONY IMX766)
+ 5MP (マクロ)
+ 13MP (超広角)
フロントカメラ 32MP
バッテリー 4500mAh
USB端子 USB Type-C (USB 2.0)
バンド 5G: n1/n3/n5/n8/n28a (Uplink: 703MHz-733MHz, Downlink: 758MHz-788MHz)/n38/n40/n41/n77/n78/n79
4G: FDD-LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B26
TDD-LTE: B34/B38/B39/B40/B41/B42
3G: WCDMA: B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
2G: GSM: B2/B3/B5/B8
CDMA 1X: BC0

箱

付属品は保護ケース、保護フィルム貼り付け時用シール、67W USB Type-A充電器、USB Type-A to Cケーブル、説明書、SIMピンです。

保護フィルムは最初から貼り付けられています。

付属品

小型でも高スペックな有機ELディスプレイ

小型スマホだと各種スペックが控えめにされてしまうことが多いですが、Xiaomi 12は6.28インチの120Hzリフレッシュレート対応AMOLEDディスプレイを搭載しています。

バッテリー消費との兼ね合いのため解像度はFHD+になっていますが、419PPIですし2Kとの差は感じにくいと思います。

タッチサンプリングレートは最大480Hzで、Touch Sampling Rate Checkerの結果では250Hzでした。

発色は良く、明るさも最大1100nitで屋外でも見やすいです。

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ディスプレイ

真珠配列でした。

パネルのIDが42なので、TCL CSOT製パネルです。(ちなみに36=Tianma、38=Samsung、41=Visionox、43=JDI)

ダイヤモンド配列

リフレッシュレートは設定で自動・120Hz・60Hzから選べるようになっています。

リフレッシュレート

フレーム補間してくれるMEMC機能も搭載しています。

「ビデオツールボックス」機能を有効にするアプリを自分で指定すればMEMCを利用できるので、動画アプリなどに限定されている他社製スマホよりも自由度が高いです。

MEMC

Widevine L1です。

Amazonプライムビデオ (ベータ版) などでHD画質でのストリーミング再生ができます。

Widevine L1

高速な画面内指紋認証センサー

Xiaomi 12は画面内指紋認証センサーを搭載しており、認証速度は高速です。

顔認証とも併用できます。

指紋が付きにくいさらさらな背面

Xiaomi 12の背面は指紋が付きにくいように加工されており、さらさらとした手触りです。

レンダリング画像だと水色っぽい印象ですが、実際は薄いインディゴ (#C5CAE9) です。

背面

握ったときに指が届くぐらいのサイズ感で、持ちやすいです。

握れる

重さは最初から貼ってある保護フィルム込みで183gです。

ハイエンド性能でありながらも180g台に抑えてくれているのは素晴らしいです。

レザー版のグリーンだと179gともう少し軽くなります。

重さ

OIS対応50MP IMX766カメラ

Xiaomi 12は50MP SONY IMX766をメインカメラとしており、5MPマクロや13MP超広角カメラも搭載しています。

Xiaomi 11Tシリーズと違ってちゃんとOIS (光学式手ぶれ補正) も搭載しています。

カメラ

Xiaomi 12で撮影した写真はこちらに保存しています。

AIオフでも赤色が少し強めに出るようです。

彩度

赤色の花を撮影すると、実際の色よりも少し濃いめになります。

赤色

夜景モードでは、肉眼だと葉っぱが見えないほど真っ暗な状態でもかなり明るく撮影できます。

ディテールはvivo X70 Pro+など他社ハイエンドに比べると少し劣っていますが、7万円台かつ小型のスマホでここまで撮影できるなら上出来です。

夜景

カメラアプリの機能として超広角撮影の歪み補正やフォーカストラッキング、傾きの通知など便利機能が揃っています。

カメラ機能

最適化によりシャッターボタンを押せる間隔がかなり短くなり、激しい動きをしている被写体でも連打で撮影できるようになりました。

ところが、そのことをアピールしたいがために「シャッターボタンを長押しして連射する」という搭載していて当たり前の機能が排除されてしまっています。

普通に連射 (バースト撮影) したい人にとっては一手間増えることになってしまいます。

いくら連打できるようになったとはいえ、連射に一手間かかるようでは本末転倒です。

連射機能

Harman/Kardonステレオスピーカー

Xiaomi 12はHarman/Kardonチューニングのステレオスピーカーを搭載しています。

音量は十分出ており、Mi 11と違って背面が振動することはありませんでした。

どちらかというと高音のほうが強めに出ており、Billie Eilishのbad guyなどではドラムの音が控えめに聞こえました。 

Harman/Kardonスピーカー

Dolby Atmos対応で、スピーカー状態でもオフにできます。

Dolby Atmos

67W急速充電&USB PD対応

Xiaomi 12は67W急速充電と50Wワイヤレス充電、10Wリバースワイヤレス充電に対応しています。

独自の急速充電以外にもQuick Charge 4+、USB PDといった一般的な充電規格にも対応しているため、他のスマホと充電器を共有しやすいです。

67W急速充電だと4500mAhバッテリーを約39分で満充電できます。

USB Type-Cポート

日本キャリアのVoLTE対応

Xiaomi 12の対応バンドは

  • 5G: n1/n3/n5/n8/n28a (Uplink: 703MHz-733MHz, Downlink: 758MHz-788MHz)/n38/n40/n41/n77/n78/n79
  • 4G: FDD-LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B26
  • TDD-LTE: B34/B38/B39/B40/B41/B42
  • 3G: WCDMA: B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
  • GSM: B2/B3/B5/B8
  • CDMA 1X: BC0

で、Y! mobileSoftBankLINEMOといったSoftBank系の回線はもちろん楽天モバイルでもauパートナーエリア含めて利用可能で、ahamoIIJmioOCN モバイル ONEなどのdocomo回線でも概ね問題ないでしょう。

VoLTEのオンオフのトグルは出てきませんが対応はしています。

VoLTE

ボタン類は右側面に集中

電源ボタンや音量ボタンは右側面に揃っています。

電源ボタン

左側面には何もなく、すっきりしています。

左側面

ベンチマーク結果「は」高いが…

Xiaomi 12はSnapdragon 8 Gen 1、LPDDR5メモリ、UFS 3.1ストレージで他社の10万円台のハイエンドスマホとも引けを取らないスペックです。

 

3DMark Wild Life Stress Testの結果では、スコア10258→5931で、発熱によってスコアががくっと落ちるものの、性能が落ちた後でさえSnapdragon 888の最高性能を上回るグラフィック性能を維持できています。

世界で初めてSnapdragon 8 Gen 1を搭載したmotorola edge X30は温度は19℃→38℃ (19℃上昇) だったのですが、Xiaomi 12では17℃→44℃ (27℃上昇) とかなり高く、放熱処理がうまくいっていないことが分かります。

下記のベンチマーク結果以外にも何回か実行していますが、たまにサーマルスロットリングが間に合わず47℃ほどに上昇して強制終了することもありました。

motorola edge X30は爆熱だ!発売を急いだ未完成品だ!と悪評を流している人がいますが、後から発売したXiaomi 12のほうが悪い結果となりました。

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3DMark

PCMark Work 3.0ではスコア12578でした。

PCMark

Geekbenchはシングルコア1143、マルチコア3379でした。

Geekbench

メモリ性能は高いです。

ただしストレージ性能は並で、シーケンシャルライト以外はミドルハイスマホと同程度でした。

ストレージ

ここまでのベンチマーク結果は上々でしたが、実際のゲームアプリでは全く振るいません。

原神を最高画質・60FPS設定と最高負荷で動かすと、中央値 32FPSというミドルレンジスマホ並の結果でした。(プロ向けベンチマークソフトGameBench Proにて計測しています)

あまりにも性能が出ないので驚いてGame Turboをオンオフしたりパフォーマンス最適化をオンオフしたりしましたが、変わりありませんでした。

発熱対策とはいえ、いくらベンチマークで高い結果を出せていても実使用で出せないのであれば全く意味がありません

 

バッテリー温度は16分のプレイで32℃程度にしか上昇していないので、発熱での不快感はありませんでした。

性能が出ていない割には平均1001mA、4195.94mWと消費は少し大きいです。

同程度の消費でもOnePlus 9RT 5Gだと57FPS出せていますし、燃費はかなり悪いと言えます。

原神

Game TurboではGPU設定やグラフィック処理などを細かくチューニングできるようになっていますが、FPSが出ないのでそれ以前の問題です…。

Game Turbo

英語のみだが日本語化は可能

Xiaomi 12 中国版は言語を英語や中国語しか選べません。

USB debuggingとUSB debugging (Security settings)を有効化し、settings put system system_locales ja-JPコマンドを実行することで日本語設定にできます。

また、テーマストアからMejiroなどをダウンロードすることで日本語フォントに変えられます。

ただ、MIUI 13ではMiSansVFという別のフォントがWebview用に使われてしまいテーマ機能の上書き対象になっていないため、Chromeなどブラウザ系では中華フォントになってしまいます。

Roboto & M+の合成フォントMejiroをリリース。MagiskモジュールやXiaomi/OPPOテーマストアで配布中 – AndroPlus
主にAndroid向けに合成フォントを作ってみました。 Robotoは残しつつ日本語表示を変えたい人向け root化したAndroid端末向けにシステムフォントをKoruriに変更するMagiskモジュールをすでに公開しています。 ただ、KoruriはOpen SansとM+…
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Google Playストアは入っていませんが、設定→Accounts & syncでBasic Google servicesを有効化した後PlayストアのAPKをインストールすれば使えます。

Playプロテクト認定済みで、Netflixもインストールできます。

まとめ

  • 120Hzリフレッシュレート対応6.28インチAMOLED
  • Snapdragon 8 Gen 1 + LPDDR5 + UFS 3.1
  • 有線でも無線でも急速充電対応
  • 軽量で持ちやすい
  • Harman/Kardonステレオスピーカー
  • 明るく撮影できる夜景モード
  • シャッターボタンを押せる間隔がかなり短い
  • 日本キャリアのVoLTE対応
  • 発熱対策で性能が強く抑えられている (ベンチ以外)
  • 特にゲームではミドルレンジスマホ並の動作
  • 連写に一手間必要になる改悪

 

軽量小型でハイエンド性能、というところでは素晴らしいのですが、やはり小型だと放熱が厳しいのかかなりパフォーマンス制限されているため、せっかくの高性能を活かせる場面が少なくなってしまいます。

実使用で性能を出せないのにベンチマークだけは最高性能を発揮するという詐欺的な手法を取っている点は悪印象です。

そこまでゲーム性能は要らないけれどもハイエンドSoCの恩恵は受けたい、普段使いの性能が良ければ十分という方には良いと思います。

GIZTOPでは$699 (約8.1万円)~で販売されています。

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グローバル版も販売されています。

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